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UVレジンでEdyストラップを作る [最近買ったもの]

注意:
 この改造作業は少なくとも簡単な機械加工や電気工作の経験が必要です。全く初めての人が行うと重大な結果を招くことがあります。新しい技術の取得も兼ねているので採算を度外視しています。
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はじめに:
 日本の電子マネーのさきがけのEdyはカード、おさいふケータイなどで利用できるが、ストラップ型というのも存在する。これはもともとiPhoneなどおサイフケータイに対応していない海外製のスマートフォンでEdyを使うためのものだ。おサイフケータイの代用である以上、カードを入れている財布を持っていない時でも使えないといけないからスマホに取り付けておこうというわけだ。
 そんなEdyストラップを筆者は使っている。筆者は格安SIMを利用しているので、海外製のAndroidのSIMフリー機の方が相性がいい。ドコモなどキャリアブランドの日本製スマホは、おサイフケータイが使えたり、ワンセグテレビが見れるなど利点もあるが、不要なアプリが邪魔をするし、テザリングが使えない、さらに日本製はどうも動作が不安定なのだ。しかし海外製のスマホはほとんどストラップをつけるところがなく、つけるとすれば、ケースに穴を開けるか、イヤホンジャックを利用するしかない。
 筆者はEdyストラップをスマホではなく、キーホルダーにつけている。スマートフォンは確かに万能化が進んでいるが、家、会社のロッカー、クルマの鍵を代替できるわけではない。ないと困るのは鍵の方だから、そっちに付けているというわけだ。
 Edyストラップは楽天市場に売っている。アマゾンでは売っていないところが、Edyの親会社が楽天であることを再確認させられる。
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 使い始めて1年半程経過すると、ストラップを止めている穴が欠けてしまった。EdyのIC基板が収められている素材が衝撃を吸収することを重視しているせいか柔らかすぎるのである。仕方がないので反対側に穴を開けて凌いだ。しかしまたも1年後に欠けてしまった。
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↑ストラップホールが欠けてしまったEdyストラップ

 これは抜本的に改良する必要があると感じた。その方法としてUVレジンを使ってこれと似たものを作ろうというわけである。
 最初にお断りしておくが、筆者はかなりいい加減な性格で、自分で使うものであれば、少々出来が悪くてもかまわないという主義だ。作業上精密なものはできないので、完成度を求める人は他の方法を選んでもらいたい。

必要工具・部材
1.おゆまる
2.湯沸かし機
3.コップ
4.UVレジン
5.紫外線ライト
6.ニッパー
7.電気ドリル
8.ストラップ
9.iPodシリコンジャケット
10.イソプロピルアルコール
11.カッター
12.収縮フィルム
13.シーラー
14.ヒートガン
15.細銅線
16.鋏


1.Edyストラップを分解する
 Edyストラップ本体は47mmX37mmぐらいの大きさだ。この中にEdyの心臓部というべき基板が収められている。その大きさは500円玉を四角にしたような大きさである。つまり本体はほとんど緩衝材のような役割だ。そのため柔らかくする必要があり、結果としてストラップ部分の引っ張りを繰り返すことにより穴が欠けてしまうというわけである。
 まずはこの緩衝材を分解し、基板を取り出す必要がある。その方法は簡単で、写真でいうとリッラクスマの絵柄を捲ってやればいい。いったん外すと復元は困難なので覚悟を決めてやること。
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↑絵柄を剥がす
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↑Edyの心臓部が見えた
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↑基板を取り出す

2.おゆまるで型どり
 「おゆまる」はお湯で柔らかくなる粘土。100均でも売っているらしいが、筆者の近所にはなかったので、アマゾンで購入した。
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↑おゆまる(ケースは別売り)
 湯沸かし器はリトルボコボコを使った。詳細は拙作ブログへ。
「旅行用湯沸かし器リトルボコボコ」↓
https://umayado.blog.so-net.ne.jp/archive/20111230
 これを沸騰させたお湯の中に入れ柔らかくする。そして指で形を整えて、さっき分解したストラップケースを押しつける。短時間で固まるので素早く行うこと。失敗したら、もう一度粘土をお湯に入れて柔らかくして再挑戦。
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↑型どりをする

 粘土が固まったら、ケースの高さに合わせて盛り上がった部分をカッターで切る。
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↑カッターで形を整える
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↑こんなもんかな
 ストラップの形も壊れているし、粘土だから型どりは正確ではない。大体のものしかできないが我慢する。
 
3.基板をセット
 いい形にできたら、基板の入っているケースを写真の位置に置く。これは基板の分だけ樹脂をへこませる必要があるからだ。
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↑基板を置く

4.UVレジンを流し込む
 UVレジンを型に流し込む。UVレジンとは紫外線で硬化する樹脂である。100均に行くと、アクセサリー製作用の型が多数売られている。筆者はアマゾンでレジンを購入した。
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↑UVレジン
 型にゴミがあるとその部分に穴があくのでよく確認してから流し込む。粘土の場合どんなに頑張っても平行は出ないし、樹脂の表面張力でこんもりなってしまう。その点は妥協するしかない。
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↑レジンを流し込む

5.紫外線ライトで硬化
 樹脂を紫外線に当てて硬化する。この紫外線ライトもアマゾンで購入した。
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 5分も光を当てれば硬化する。ただし紫外線が届きにくい底の方は液体が残りべとつくので注意すること。その部分はイソプロピルアルコールで除去する。

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↑紫外線で硬化中
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↑固めた樹脂を取り出す

6.はみ出た樹脂を整形
 はみ出た樹脂をニッパーで切る。より精密に行うにはヤスリを使ってもいいだろう。
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↑ニッパーではみ出しを切る

7.プロテクターの装着
 この固めた樹脂をダイソーで買った小さな革製のコインケースに入れ、ハトメをかましてストラップホールにしようと思った。しかしサイズが大きくなる点が気になった。そこで同じくダイソーにあったiPod nano用のシリコンジャケットが偶然にもサイズが合いそうなのでそれにめ込むことにした。
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↑当初利用予定だった革コインケース
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↑iPod nano用のシリコンジャケット
 早速はめてみる。さっきも書いたように、筆者はいい加減なので、ちゃんとハマらなくても気にしない。ストラップケースとプロテクターの寸法は本当は一致していない。

8.Edy番号の記録
Edy番号はケースに黒字に黒という実に見にくい色で書かれている。この番号は楽天ポイントのリンクに必要なので記録しておくこと。筆者は写真のように樹脂の裏側にシールを貼り、別に番号をPCに記録した。
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↑うまい具合に裏側には穴があいている

9.ストラップホールをあける
 ストラップを取り付ける穴を開ける。筆者は電気ドリルを持っているので、3mmのキリで簡単に開いた。樹脂なのでピンバイスも使えるかもしれない。
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↑ストラップホールをあけた

10.装飾用のシールを貼る
 無粋さをごまかすためにシールを貼る。ちょうどいい大きさのシールはないと思うので、プリンターで印刷した。できればステッカーで使うような耐候性が望ましいが、今回は普通の写真用紙を糊付けした。シールは元のストラップに描かれていたRILAKKUMAの画像を見つけ出して貼り付けた。権利については先代からの引き継ぎということで了承願いたい。
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↑リラックマのシールを貼った

11.熱収縮フィルムの用意
 筆者はEdyをキーホルダーに付ける。家、会社のロッカー、クルマ、バイク、自転車と鍵は多数ある。バイクはチェーンロックやリアボックスもあるので4本もある。これだけ多数の鍵があれば、Edyストラップのゴムは小さなポケットの中でぐしゃぐしゃになり脱落するだろう。これを防止するために、熱で収縮するフィルムで包むことにする。商品のパッケージでよく使われているあれである。筆者が使ったのは「PVCシュリンクフィルム140x180mm」というフィルム。100枚入りで350円くらいである。
 Edyをとりあえず写真のような感じで袋に入れてみた。ただしこれが一番いいのかはわからない。
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↑フィルムに入れてみた

12.ストラップホールに目印をつける
 シールを貼ってしまうと、ストラップホールの位置がわからないので、針先で穴位置に目印を付けておく。この作業をしておかないと、収縮させたフィルムを付けてから穴位置を探すのが難儀である。

13.シーラーで三方を塞ぐ
 フィルムを熱収縮させるには、大きさを品物にできるだけ近づけて密封しなければならない。シーラーはフィルムを熱で溶かして密封する道具で、セロテープやホチキスもいらないので梱包によく使われている。これを使って3方向を閉じて、その大きさに切る。
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↑シーラーで塞ぐ

14.ヒートガンでフィルムを収縮
 ヒートガンでフィルムを熱収縮させる。ヘアドライヤーでもできそうに思うが、熱容量が小さく、ヒートガンを使うのが望ましい。熱風が出るので、やけどに注意し、品物の置き場にも注意を払う必要がある。あと1800Wの消費電力があるのでたこ足配線から給電するのは避けなければならない。
 熱風をまんべんなく品物に当てれば、面白いようにフィルムが収縮していく。
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↑ヒートガン
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↑熱収縮させる
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↑フィルムが貼れた

15.ストラップを通す
 別に用意したストラップを通す。プロテクター部分とシールの穴位置は、丸棒で貫いて穴を大きくする。穴は小さいので通しにくので、細い銅線を通してこれを呼び線にする。
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↑穴をあける
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↑呼線を挿入
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↑ストラップを通す

16.完成
 道具が必要なのでちょっとお金がかかりすぎた感がある。これだけの作業のために投資するのは不適当だ。しかしUVレジンにしてもシュリンクフィルムにしても今後応用可能なものである。友達と共有するなどして活用するのも一案である。また基板は500円玉程度の大きさなのでその大きさのケース、もしくは型があれば、それをレジンで固めてもいいかもしれない。

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↑完成
追記:
シュリンクフィルムは1ヶ月を経ずして破れてしまった。二重にしても結果は同じ。今は当初予定していた革コインケースに入れて使っている。これは嵩張るが耐久性は申し分ない。
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