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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~カーナビ&動画撮影~ [バイク]

 バイクに乗っていても、通勤では全く必要のないナビゲーションシステムだが、見知らぬ土地を走るツーリングでは必需品となる。クルマの場合ナビゲーションシステム(以下カーナビ)がなくても、助手がナビをしてくれる場合もあるし、地図を助手席に放り出して、必要な時に見るという芸当が可能だ。しかしバイクの場合、基本的に一人で乗ることになるし、後ろに乗っている人がいたとしても、地図を見ながら道案内は無理だ。普通のオートバイの場合地図はタンクバックに入れることが可能だが、スクーターでは無理だし、グローブをした手で地図を捲るのは鬱陶しい。だいたい路面状況を観察しなければ、横転の危険のあるバイクでよそ見運転は厳禁である。ことツーリングに関する場合、バイクこそカーナビの必要性が高いといえる。
 バイク用のポータブルナビはいくつか発売されているが、わざわざ買わなくてもスマートフォンのナビアプリで十分だ。筆者が愛用しているのはヤフーが提供している「Yahooナビ」。はっきりいって自分のクルマについている10数年前のカーナビより性能がいい。経由地も対応しているし、何よりもオンラインで地図が提供しているので、常に最新だということだ。問題があるとすれば常に通信しているので、パケット通信費がかさむのと、スマホの電池の消耗が激しいことだ。
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 パケット通信費に関していえば、筆者は格安SIMのIIJと契約していて、4G回線を1ヶ月3Gバイト使用可能で、使わなかった分は翌月に繰り越しできる。今までの経験から丸一日ナビを使ったとしても500KBもあれば十分で、ツーリングもせいぜい3日。だからパケ死することはないが、仮になったとしても、速度を200KBに落とせば制限なしに使える。しかも200KBに落としても、ナビの使用に問題がない。だからはじめから200KBにセットしてもいいくらいだ。
 むしろ電池の消耗の方が深刻だ。ナビを使いながらスマホを使うと電池の容量にもよるが2時間から3時間しか持たない。けれども筆者のバイクはUSBコネクタの設置で電源の心配はなくなったので問題はない。
 バイクはヘルメットをかぶっていて視界が狭い上に、転倒を避けるために近くの路面と同時に高速で移動するために遠くも見ておかなければならない。したがって、横方向の視野が狭くなり、クルマのようにカーステの操作や、ナビの操作をしている余裕がない。
 だいたいバイクの場合、グローブをしているのでカーナビにしているスマホの操作は難しいし、画面を見続けることはクルマ以上に危険だ。
 したがって必要になるのは音声案内だ。スマホの音量を最大にすれば、走行中でも何とか聞こえるが、周囲に音が漏れるのはあまり格好がよくない。
 そこで便利なのは、Bluetoothレシーバーだ。Bluetoothとは電子機器をごく近距離でのデータ転送に用いる無線規格のことである。このレシーバーとヘッドフォンをヘルメットに仕込み、スマホとペアリングすれば、ナビの音声案内を聞きながら運転できる。またスマホの音楽再生アプリやラジオも聞けるし、ナビの音声案内が入るときは音量が小さくなるので便利だ。
 購入したBluetoothレシーバーとヘッドフォンは以下のものだ。レシーバーはそのまま使うがヘッドフォンは改造が必要だ。
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↑Bluetoothレシーバー
ヘッドフォン.jpg
↑ヘッドフォン
 まずヘッドフォンの耳掛け部を外す。次にスピーカーの反対側にマジックテープを貼り付ける。改造といってもこれだけである。次にヘルメット内部の耳の当たるところに、マジックテープを貼り付ける。そして右左を間違えないようにスピーカーを貼り付ける。配線は束ねてヘルメットの内張に隠す。
 Bluetoothレシーバーはスマホの電話の着信にも使えるので、ヘルメットのあご紐の下の方に取り付けるのがよい。ヘッドフォンのジャックを差し込み、レシーバーとスマホをペアリングする。Bluetoothのペアリングはやや面倒ではあるが、2回目以降はレシーバーの電源を入れれば自動的に認識してくれる。s-IMG_2143.jpg
↑マジックテープを切り取ってs-IMG_2145.jpg
↑耳掛け部を取ったヘッドフォンに貼るs-IMG_2140.jpg
↑取り付けるヘルメット(安物のシステム)
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↑ヘルメット内部にヘッドフォンを仕込む
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↑Bluetoothレシーバーをあごひもに取り付ける
 これでナビの準備は整った。
 次に考えたのは動画撮影だ。自分のクルマにはドライブレコーダーを装着している。これを取り付けている主目的は、不幸にも事故に遭ったときにこちらに過失がないことを証明するためのものだが、遠出したときの記録にも使える。バイク用のドライブレコーダーも販売されているが、筆者はとりあえずツーリングでの記録を主たる目的としたのでこれは購入しないことにした。
 バイクの場合カメラの取り付け位置によって、動画の雰囲気が全く異なることだ。ヘルメットに取り付けると、目線に近い画像となるが、安全確認で首を振るたびに画面が揺れて落ち着きがない。タイヤのハブに近いところに取り付けると、クルマでは難しい迫力のある画像となる。しかし画面の端にタイヤが常に映ることになるし、確実な取り付けをしないと事故につながる可能性がある。
 思案した結果、バイクのスマホを取り付けるバーを利用することにした。バイクのメータの前にマルチマウントバーを後付したので、これにカメラを固定するマウンターを取り付ける。s-IMG_20161105_095940.jpg
↑マルチマウントバーを利用する
 ところで撮影用のカメラをどうするかだが、わざわざ買うのはもったいないので、型が古くなって余っているスマホを利用することにした。単にカメラとして使うなら通信機能は必要ないからだ。動画撮影アプリとしてはアウトガードやDailyRoadsなどがある。
 しかし問題が生じた。スマホのカメラは背面に付いているので、カメラをバイクの進行方向に向けると、画面が路面に対して垂直方向になるため、スマホの画面が見にくくなることだ。バイクの場合、前述のように画面を見れる時間はクルマに比べて短いので、画面が見にくいことは致命的だ。
 そこでスマホを垂直に取り付けられるように工夫することにした。マルチマウントバーは金具を介してミラーの取り付けネジととも締めしている。その金具には約6mm幅の長穴が開いている。ここに長さ150mmのアルミ丸棒を立てることにする。その図面を以下に示す。
丸棒.jpg
↑丸棒の図面
 丸棒の底にはM6のタップを切る。その反対側には直径方向にバカ穴を開ける。これは丸棒の固定にはステンレス六角ボルトを用いるが、スペースが狭くて、スパナが回らないので、スパナは固定して、丸棒のバカ穴に六角レンチなどを突っ込んで回すためである。
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↑完成したアルミ丸棒
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↑丸棒を取り付ける
 こうして取り付けたアルミ丸棒にはカメラマウントを取り付ける。買ったカメラマウントは以下のものである。s-IMG_20161210_093132.jpg
↑カメラマウント
 これによりスマホによる動画撮影が可能になった。動画撮影、ナビ、音楽は同時にできるがバッテリーの消耗が激しいことが予想されたので、ここに置くスマホは動画撮影専用にして、ナビと音楽用は日頃持ち歩いているスマホを、以前から使っているArkonのスマホマウンターで固定することにした。そのArkonの詳細は以下のものである。
 ところで装着を予定していた二台のスマホはいずれも防水ではなかった。バイクで使用する場合はそれは致命的だろうということで、動画撮影用には堅牢なGSHOCKスマホを中古で購入した。ナビ用は普段使っているHauweiGR5をそのままで使い、雨が降ってきたら、カバーすることにし、そのための防水ケースを購入した。
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↑GSHOCKスマホを中古で入手
防水ケース.jpg
↑防水ケース
 問題はまだある。これらのスマホはラチェットで固定されているだけなので、穴ぼこにタイヤがハマったときなどに、衝撃で落としてしまう可能性がある。バイクの場合落下は事故を誘発するし、落としたスマホはクルマに踏まれて使用不能になる可能性大だ。そこでダイソーでワイヤーとカルビナを買ってきて、ワイヤーをマルチマウントバーに通し、スマホのストラップにワイヤーを通すことで、落下しても致命傷とならないようにした。後日実際に、ツーリングの度に最低一度はスマホが外れ、このワイヤーのおかげで助かった。バイクをスマホを取り付ける場合、この「アンビリカルケーブル」は絶対に必要だ。
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↑丸棒にスマホを取り付け
 またバイクの場合、クルマと違って、車内という概念がないので、ツーリング中に休憩でコンビニなどに入った場合、これらのスマホを放置するのは盗難の可能性があるということだ。その対策としては休憩する度に外すしかないだろう。そのためスマホは簡単に取り外しできるようにしなければならないし、落下防止もしなければならないというわけだ。簡単に取り外すために、やはりダイソーで買ったカルビナを利用することにした。
 そういうわけで初ツーリングに出掛けた。目的地は徳島ほぼ一周。その内容は割愛するとして、この「スマホシステム」についての使い勝手を評価する。s-IMG_5306.jpg
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↑愛車にナビ用スマホと動画撮影用スマホを取り付ける
 その結果として次のような問題点があった。
1.ナビ用スマホの位置が悪い
2.スマホで動画撮影すると振動でまともな動画にならない。
3.電池の消耗が激しい

1.ナビ用スマホの位置が悪い
 このナビ用スマホはメーターの手前にある。この位置だとフルフェイスのヘルメットをかぶった場合、チンガードが邪魔になって、目線を落とさないと、読み取ることができない。目線を落とすとそれだけ前方視認がおろそかになり、事故の危険性が高まる。
 そこで、動画撮影用スマホの位置にナビ用スマホを持ってきた。実際にやってみると、実に見やすくなった。スマホ画面と前方が同時に見えるので、クルマのナビより視認性が高い。これにより問題が解消した。

2.スマホで動画撮影すると振動でまともな動画にならない。
 期待したスマホによる動画撮影は芳しい結果は得られなかった。バイクはクルマよりも振動の影響が大きいが、それをまともに拾ってしまう。画質は申し分ないものの、画面が揺れて、じっと見ていると乗り物酔いをしそうである。アプリに内蔵されている振動軽減をオンにしても結果はほとんど変わらない。ムービーメーカーで画面の揺れを修正するとどうにか見れる状態になるが、それでも揺れているのがわかるし、不自然さは否めない。
 ここは身体を動かしながら撮影するのに使用する、GoProやアクションカムを使うのが正解だとわかった。

3.電池の消耗が激しい
 ナビ用スマホはナビ、通信待ち受け、音楽プレイヤーを3役をこなすため、電池はたちまち消耗してしまう。USBコンセントから充電しながらでも、消費が激しすぎて、消費した分を補うのが精一杯だ。
 動画撮影用スマホにしても、1800mAという低容量のため、電池の消耗が激しい。動画撮影アプリによる撮影は画面が消えている状態でもなされるとはいえ、やはりカメラ素子、画像処理、メモリ書き込みはスマホにとって大きな負担になっているようだ。
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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~アドレスにUSBコネクタ取り付け~ [バイク]

 アドレスV125Sの前機種にあたるアドレスV125Gにはシガーライタソケットが付いていた。しかし、アドレスV125Sにはない。これはメーカーのスズキが調査した結果、利用が少なかったことによる。中にはその存在さえ知らないユーザーもいたという。その理由としては、通勤快速のコピーで売り出し、実際通勤で使われることの多いアドレスは、30分程度の通勤時間では、メーカーが想定したような、スマホの充電などで使ってもらうことができなかったということによる。
参考URL↓
通勤スペシャルが新しくなった! スズキ「アドレスV125S」試乗レポート【後編】

 しかし筆者は充電するための電源の必要性を感じていた。何故なら筆者はアドレスを通勤だけでなくツーリングでも使うつもりだったからである。普段からケータイとスマホの2台持ちなので、移動中に充電できれば便利だと思っていた。
 目的はスマホなどの充電なのでUSBコネクタの方がいい。だいたいスズキがシガーライターにした理由がよくわからない。たばこを吸いながらバイクの運転など危険だし、もしライダーがタバコを吸うなら、休憩中にダウンジャケットからジッポのライターを取り出して、一服する方がサマになるというものだ。もっとも筆者はタバコを吸わない人間なのでどうでもいいのだが。
 それはともかく、USBコンセントをアドレスに取り付けることにした。2台同時に充電できるように2口コンセントがあること、給電時にランプが点灯すること、雨の水滴を保護するゴムキャップがあることを条件に探した商品がこれだった。
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【注 意】 この作業は自己責任でお願いします。電気工作及び機械工作の未経験者はお勧めしません。

 取り付け位置はイグニッションキーの反対側に取り付けることにした。しかしそうすると買ったばかりのバイクに大きな穴を開けることになる。それに抵抗がなかったわけでないが、利便性が勝るので割り切った。
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 まずはフロントパネルを取り外す。前3本と後ろ2本のボルトをプラスドライバーで外し、下側にある2カ所の樹脂製クリップを取り外す。この作業には釘抜きに似たリムーバーを使うとやりやすいが、なければ六角レンチでもかまわない。いずれにせよテコの原理で外す。
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↑フロントパネルの前の3本のボルトを外す
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↑後ろの4本を外す
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↑下側にある2カ所の樹脂製クリップを取り外す
 右左の方向指示器のコネクタを外す。これでフロントパネルは自由になる。
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↑方向指示器のコネクタを外す
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↑外すとこうなります
 まずはコンセント用の穴を開ける。コンセントの形状を測定して穴を開ける場所をテンプレートでケガく。このコンセント場合キー溝があるのでその分もケガいておく。
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↑テンプレートで位置を決める
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↑鉛筆でケガく
 コンセントの穴はホールソーで開ける。まずは穴の中心にポンチを打つ。次にホールソーの先端がズレないように、2mm程度の穴を電動ドリルで開ける。次に28mmホールソーをドリルに取り付けて穴を開ける。樹脂なので簡単に穴が開く。キー溝部分はリューターで削り、ヤスリで形を整える。加工が終わったら、コンセントを差してみてハマり具合を確認する。
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↑中心を小さな穴を開けてからホールソーで開ける
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↑穴が開いた
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↑リューターでキー溝分を削る
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↑キー溝も切れた
 次にコンセントを固定する。このUSBコンセントは元々はバイクのハンドルに固定することを想定していて、そのためのバンド状の輪が用意されている。これをコンセントの固定に利用する。
 まずはバンドの部分をリューターで削る。次に写真右の雌ねじの部分を削る。この部分が先ほど開けた穴の裏側に当たって固定することになる。確実に止まる位置まで少しずつ削る。筆者の場合、3mmほど残すのがよかったようだ。
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↑元の取り付け部分
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↑バンド部分を削る
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↑削った直後
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↑加工最終形
 コンセントの裏側から加工したバンドを差し込んでみて、確実に固定できるのを確認する。これで外観の加工は終了である。
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↑裏から差し込んで固定する
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↑取り付けられたコネクタ
 次に電気配線を行う。スマホの充電は2Aもあれば十分なので、ホーンの電源から分岐させることにする。
 まずはコンセントの赤いケーブルの丸形端子は不要なので切断する。次にホーンの橙の線に分岐用の圧着端子をかまし、さっき切断した線ととも締めにする。できればこの時できればテスターで橙の線がプラス側であることを確認しておくのが望ましい。正常ならば、キースイッチを入れたときに、ボディーとこの線の間に13Vボルト程度の電圧があるはずだ。
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↑ホーンとボディアース間の電圧を確認
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↑コンセントの赤いケーブルをホーンの橙線の近くに持ってくる
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↑コンセントの丸形端子は切断する
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↑赤いケーブルと橙線を分岐コネクタでとも締めする
 マイナス側は当初、ボディーアースから取ってみたが、うまくいかなかったので、バッテリーから直結させることにした。アドレスのバッテリーはライダーの足下にあり、キャップボルト2本で外すことができる。バッテリーからフロント側に出ているケーブル穴は狭い。できれば下部のカウルと外した方がケーブルを這わせやすいが、筆者は銅線を呼び線にしてコンセント側のマイナス線を引き込んだ。
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↑呼び線でマイナス線を引き込む
 マイナス線は長さが足りなかったので別に用意した。新規のマイナス線のバッテリー側にY型端子を取り付け、コンセント側のケーブルの丸形端子を切断する。それぞれの線はギボシ端子を間にかまして接続する。次にバッテリ-のマイナスターミナルにY型端子を取り付ける。そしてギボシ端子を接続する前に、テスターでキースイッチを入れてホーンの端子と引き込んだマイナス線との通電を確認する。その後一旦キースイッチをオフにして、ギボシ端子を繋ぐ。
 いよいよ動作確認である。USBコネクタ側のマイナス線と引き込み線をギボシ端子で接続し、再度キースイッチを入れる。コネクタの回りに青いランプが点灯。成功である。キーをオフにして消灯を確認。あとはスマホなどUSB機器をつないで充電できるか確認する。
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↑ランプが点灯
 ケーブルの余分はインシュロックで束ねて、パネルを元に戻す。

 以上で作業は終了。実は作業の最後の方は暗くなってしかも雨が降ってきて写真どころではなかった。マイナス線をバッテリーに引き込むところなどは十分な写真がない。ご了承をいただきたい。
 何はともあれ、USBコンセントができた。


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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~リアボックス取り付け~ [バイク]

 バイクの数多い欠点のひとつとして、雨ざらしだということが挙げられる。このスズキアドレスの場合、雨に濡れないのはメットインスペースだけ。アドレスにはヘルメットフックがあるので、ヘルメットをそこに掛けるようにすれば、ある程度の物は積めるとはいえ、エンジンルームの真上のこのスペースは熱がこもりやすく、保管場所としては不適当な場合がある。
 そこでリアボックスの登場となる。普通のバイクの場合、これをつけると一気に美観を損ねる。ところがスクーターの場合、全く違和感がないどころか、むしろあった方がバランスがいいと感じてしまう。
 リアボックスは一般的にはリアキャリアに取り付けることになる。アドレスV125Sは標準でリアキャリアが付いている。
 買ったリアボックスは下記のタイプだ。容量は32リットル。ありがちな赤ではなく、水色の反射板(ただの飾りだけど)が気に入った。
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 取り付けは簡単である。まずはキャリアにボックスを固定するための板を取り付ける。この際、ボックスレンチなどでしっかり固定することが肝心だ。次にボックスを引っかけるように、リアボックスを固定する。ボックスには鍵が付いているが、当然のことながらバイクの鍵は使えないので別物だ。ボックスの取り外しは鍵が開いた状態で、下の赤いボタンを押すことで行う。将来釣りをするようになり、クーラーボックスを載せる場合などは、このリアボックスを外し、クーラーボックスをロープで固定することになる。
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↑リアボックス本体
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↑取付金具
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↑リアキャリアに板を取り付ける
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↑取付は六角レンチとボックスレンチ要
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↑板取り付け完了
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↑さらに板をはめ込む
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↑この板にリアボックスを引っ掛けるようにして取り付ける
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↑取り付け完了
 さて、このリアボックスの使用感だが、安物だけに問題点がある。
1.鍵を閉めるのが面倒
2.満載した場合、鍵を開けても蓋が開かない
3.雨漏りすることがある


一番の不満は、1である。メーカーは以下のように説明している。
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【鍵穴の仕様について】
こちらのリアボックスの鍵穴はシャッター式を採用しております。
採用している理由と致しましては、外部からのホコリや水等が鍵内部に侵入しにくいように、 また、鍵穴に詰め物等でイタズラをされないようにとの考えからです。
一般の押し込むタイプの鍵穴とは違い、鍵の先端を鍵穴横のガイド(窪み)にあて、 シャッターを横へスライドさせるようにして鍵を挿入する必要がございます。
鍵が入れづらいという方はシャッターが完全に開いて無い状態で鍵を挿入しようとしている可能性がございますので、シャッターを完全に開ききった後に鍵の挿入をお試しください。

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 しかし、何の予備知識がなければ、誰もこのボックスの鍵を掛けることができないであろう。掛け方としてはまず鍵を水平の位置にし、鍵の上にあるフックを押しながら、鍵を垂直にするのである。フックを押さなくても鍵は回るし、外見上は閉まったように見えるのだが、実際は蓋が開いている。バイクでこの状態で走るのは、中身が飛散するかもしれず危険である。鍵を水平の位置にするのも簡単そうで面倒である。普通こういった鍵はキーホルダーをつけているので、その重みで垂直状態になるのである。だから右手で水平状態を保ちつつ、左手でフックを押す必要があるのだ。慣れれば簡単なのだが、施錠は必ず確認する必要がある。
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↑カギは少々面倒だ
 2は例えばダウンジャケットのような膨張する服をリアボックスに入れた場合、鍵が開いても、フックが引っかかって、蓋が開かないのだ。この場合、鍵の下の隙間から指を突っ込んでフックを裏から押して解除する必要がある。
 3はボックスの蓋の端のパッキンが十分でないので雨水が浸入する。これは安物の宿命である。
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↑閉まりが悪いと水漏れする

 そんなわけで、このボックスは決しておすすめはしないが、外観の見栄えと値段を考えれば、妥当な線だろう。
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↑デザインはハマってますね
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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~バイク盗難対策~ [バイク]

 折りたたみ式のミラーに交換してまで、自宅の駐輪スペースにバイクを停めることに拘っていた筆者だが、結局そこには停めないことにした。理由は狭い、面倒くさい、雨に濡れるという点である。狭いのには正直閉口した。たとえミラーを畳んでいても、垂直に下りる樋を避けながらハンドルを切るのは至難の業であった。またアドレスの飛び出たマフラーカバーを、駐輪スペースの前に停めているクルマに擦らずに、バイクを押して進むのは並大抵でなかった。駐輪スペースには屋根がないので、カバーを掛けるのは仕方がないとしても、雨の日にその作業をするのは鬱陶しいことであった。
 自宅の敷地にバイクを置いた方が、目配せできるので、安全性も高く捨てがたいのだが、前述の理由により、バイクの常用置き場として適さないと考えた。
 そこで、バイクは借りているガレージの後ろに停めることにした。実は自宅のクルマは父親のものであって、筆者のクルマは自宅から少し離れた屋根付きガレージに停めているのだった。クルマの後ろにはバイクを置けるスペースがあるので、それを利用しようというわけだ。好都合なことに筆者のガレージは一番奥にあり、クルマの後ろはブロック塀。道路からクルマの後ろに停めたバイクは見えにくい位置にある。また筆者の隣の区画はここ数年借りてが現れておらず、クルマをいちいち移動させることなくバイクの出し入れが可能だ。
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↑クルマの後ろに黒いカバーを掛けたバイクがある
 ここに置くことに決めたのはいいが、問題点があった。それは盗難対策である。何しろ自宅からは離れており、盗難が実行されれば、これを阻止するのはきわめて困難だろう。筆者は以下の盗難対策を採用した。
1.防犯アラームの取り付け
2.黒いカバーで覆う
3.頑丈な鎖で車庫の屋根の支柱につなぐ
4.前にあるクルマとの隙間を詰める
5.番犬を活用する


1.防犯アラームの取り付け
 実はこのアドレスV125Sには防犯アラームが標準装備されている。ハンドルをロックすると自動的に作動し、定められた時間内に連続したバイクが揺れるような衝撃を関知すると、クラクションのような大きな音が鳴るという。バッテリー保護のため10日間経過するとアラームが停止する。
 ありがたい装備だが、効果は限定的だろう。というのはこのアラームはバッテリーを外すと作動しないと思われるからだ。アラーム自身にバックアップ電池がない限りそうなるだろう。バイクのバッテリーを外すのはとても簡単で、アドレスの場合、足置きスペースの下にバッテリーがあり、六角レンチで点検蓋を開ければ、バッテリーが露出する。アラームを無効にするのは簡単で、盗難を試みる者ならば、こんなのは承知の事実だろう。まあメーカーもこんなザルみたいなアラームを搭載するとは思えないので、もしかするとバッテリーを外してもアラームが鳴るのかもしれないが、実際やってみないので不明だ。いずれにせよ「無いよりはまし」程度に思っている。

2.黒いカバーで覆う
 バイクを常に人目に晒しておくのと、カバーを掛けて見えにくくするのとを比べれば、カバーを掛けた方が、盗難の可能性が下がるのは間違いないだろう。
 バイクを晒しておくと、「ここにいいバイクがある。人目のつかない時に盗んでやろうか。」と窃盗者に強い動機を与えることになる。カバーを掛けてあれば、それを捲ろうとしない限り、どんなバイクかわからない。窃盗者にとっては、いつバイクの所有者が現れるかわからないのに、そんな行動を取るだけでも危険を伴う。それなら他にいくらでもあるカバーを掛けていないバイクを狙った方が楽だ。また盗む気持ちがなくても、悪戯をしようとする者もカバーがあれば、それをためらうだろう。
 さらにカバーを闇に溶け込む黒色にすることにより、防犯効果がさらに高まる。実際、黒色のカバーを掛けて道路側から見ても、バイクがあるらしいことすらわからなかった。
 買ったカバーは以下の商品だ。
 このカバーは下の方に穴が開いており、チェーンをカバーとバイクのタイヤに通すことにより、風による飛散防止と防犯効果を高めることができる。
 しかしこのカバーは前輪側のチェーン穴は赤いのだが、後輪は黒で、夜間において、チェーンを通す作業が難儀であった。筆者の置き方では、後輪にチェーンを掛ける方が効率がいいので、目印をつけることにした。これについては後日述べることとする。
 取り外した、カバーはクルマのトランクに収容する。筆者が借りている車庫は老朽化が進んでおり、バイクを停める後ろの屋根は穴があいていて、雨が容赦なく降り込む。雨を防ぐという意味からもカバーが必要である。

3.頑丈な鎖で車庫の屋根の支柱につなぐ
 バイクは自転車ほどではないにせよ、小型軽量であり、大人2人いればバイクを担いで、軽トラックに乗せることが可能だ。クルマと比べ遙かに簡単に盗むことができる。それを阻止するには、バイクを固定された柱などに鎖でつなぐことである。俗にこれを「地球ロック」という。もちろん金切り鋏で簡単に切れるような鎖では意味が無いし、金鋸で簡単に切断できるような支柱に固定しても、あまり意味がないだろう。
 筆者が買ったのは、直径12mmの堅牢な鎖だ。これを車庫の屋根の支柱と後輪タイヤをつなげば、あまりの面倒臭さに、泥棒も「もっと簡単に盗めるバイクにしよう」と退散するだろう。それにアドレスはその努力に見合ったバイクではないと思う。鍵はピッキングに強い6シリンダーキー採用している。
 重量は8kgもあってあまりに重いので、ツーリングに持って行くことはできないけれど、常置に使うのであれば問題ないだろう。
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↑カバーと鎖
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↑地球ロック
 3ヶ月ほど使っての感想だが、水に浸されることもある地面においているせいもあってか、鍵の回りが悪くなりはじめた。一応鍵穴にはゴムキャップがあるのだが、浅いので機能的には十分でないようだ。

4.前にあるクルマとの隙間を詰める
 バイクはクルマの後ろに置くことは既に述べたが、その際、バイクをできるだけ後ろの壁に寄せ、クルマをバイクに接触するくらいにすれば、クルマを動かせない限り、身体をいれることができないので盗難防止になる。ただし、自分自身がバイクを使うたびにクルマを前に出さないといけないので、手間が掛かるのが難点だ。実はこれは最初の1回目にやっただけで、面倒くさくなってその後はやらなくなった。しかし、長期間クルマもバイクも使わないとわかっているのであれば、こうすることで安全性は高まるだろう。

5.番犬を活用する
 筆者が借りている車庫を見下ろすようにベランダがある。そこには紀州犬が飼われており、時々顔出ししている。このベランダはもちろん筆者の自身の家ではないし、知り合いの家でもない。その番犬は全くの赤の他人の飼い犬だ。しかし窃盗に対する監視の位置としては最適だ。窃盗犯はまさかここに犬がいるとは思っていない。人間の目の視野は上向きは20度ほどしかないため、案外見落とすものである。忍者の「タヌキ隠れの術」というのがあるが、これは単に木の上に登って隠れることである。タヌキは木に登れることは意外と知られていない。まさかタヌキが木の上にいるとは思っていない。つまり上への目線は見にくいのである。
 その紀州犬にはアイコンタクトで「泥棒が来たら吠えてくれよ」と頼んだものの、こちらの一方的な要求なので約束は履行されないかもしれない。しかし犬は普段見かけない人間が近づき、人間が犬に気づいて冷や汗を出すと、その汗の臭いを察知して、「これは怪しい」と「ワンワン」吠えるものである。あまりうるさいと窃盗犯は撤退するだろう。筆者は勝手にそうなることを期待している。
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↑犬が車庫を見下ろす
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↑勝手に監視役にされた紀州犬

 常置場所での盗難対策はこれでいいとして、出先でどうするかは課題が残る。ハンドルロックだけでは不十分なのは明らかだが、「地球ロック」をするために重い鎖をバイクに載せるのも莫迦げている。
 効果は限定的だが、ここはU字ロックに頼ることにする。幸いアドレスにはシートの下にU字ロックの置き場がある。U字ロックは屋外の土に晒されるので汚れやすく、メットインやリアボックスの中に入れると、他の中身が汚れてしまうので、これは便利である。
 U字ロックは後輪または前輪に巻いておくだけなので、そのままバイクを運ばれてしまうと盗難効果がない。そうでなくても道具があれば、あの程度の金属棒は切断されてしまうだろう。大きいのは何度も述べているように「面倒くさそうだ」と思わせる心理的効果だろう。筆者は心理的効果を考慮して、U字ロックは目立つ黄色にした。
 またロックを目立たない黒にした場合、本人がU字ロックをしたことを忘れてしまい、そのままバイクを発車させてしまう危険がある。黄色であれば、真夜中でも目立つので、そうしたつまらないミスを防ぐ効果を期待できる。
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↑U字ロック
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↑バイクの取り付け位置
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↑後輪への固定例
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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~アドレス納車~ [バイク]

 2016年11月4日。快晴。ついに納車の日を迎えた。暦は友引。正午は凶なので、1時を回ってからバイク屋に向かう。友引は「引」とあるので、人を引く事故を連想させるので、この日の納車を避ける人もいるが、筆者は過去のクルマでもこの友引に納車し、事故の経験はないので、それを考慮しなかった。
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↑引き渡しを待つバイク
 店内にはウインドシールドの付いたアドレスが置いている。これが自分のバイクだろう。しかし、先客の対応に時間がかかり、かなり待たされた。またその客が帰ると、商談コーナーから人影が消えた。当惑していると、やがて例の中年女性が現れ、「お伺いしておりますか?」と聞かれた。高額商品の購入客の顔を覚えていないのか、と思いつつも「アドレスの引き取りに来ました」と言った。すると白いつなぎを着た「社長」が現れて、エンジンをかけて調子を確かめた。何か不具合があったのか、一旦エンジンを切り、何やら調整をはじめた。必要書類を確認され、ヘルメットスペースに放り込まれた。そしてガラスのドアを開いて、歩道にバイクが置かれた。
 高額商品なので領収書を書いてくれるように頼んだ。彼女は預金通帳を確認して、発行してくれた。本来、領収証は何もいわずとも発行してくれるものだと思っていた。しかも発行された領収証には収入印紙が貼られていなかった。
 「ありがとうざいました」と深々とお辞儀されることもなく、きわめて事務的にバイクを受け取った。何か愛想の悪いバイク屋で心配になるが、まあ気にしないことにした。
 店を出てすぐにある歩道に停められたアドレスに跨がった。ガソリンはほとんど入っていないので、まずは給油。今やガソリンスタンドは市街地ではほとんどセルフで、筆者の近所も例外ではない。バイクをセルフで給油するのは初めてだ。ノズルの入れ方が悪かったのか、いきなり吹きこぼれた。
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↑納車直後のアドレス
 自宅に戻る。まずは儀式として納車直後の記念撮影。このバイクにはあらかじめ取り付けてもらった装備がある。
・可倒式バックミラー
・ウインドシールドスクリーン
・オプションバーエンド
 可倒式ドアミラーは今回のバイク購入の決め手となった装備で、前作「駐輪スペースの確保」で述べたとおり、我が家の駐輪スペースが狭いので、内側に折りたためるバックミラーにする必要があったのだ。買ったバックミラーは下記のものである。
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↑購入ページ
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↑商品梱包
 取り付けネジ径の違いの他、右用と左用、右ネジ、左ネジがあるので購入時に注意が必要だ。さて使ってみての感想だが、少なくともこの商品は過度な期待はできないなということだ。というのは、確かにミラーは可倒式ではあるのだが、ボルトの締結力だけでギザギザのある樹脂をかみ合わせているので、何度もミラーを動かすと、長期的にはギザギザの部分が摩耗し、固定できなくなってしまう恐れがあるからだ。できるならボルトを弛めてからミラーを動かした方がいいだろう。しかし車庫入れのたびに、いちいち六角レンチで弛めたり閉めたりするのは面倒だ。後日談になるが3ヶ月ほどでボルトが錆だしこともあるので、ここは手で確実な締め付けが得られるボルトに入れ替えるのがいいのかもしれない。
 ともあれ、ミラーを垂直に立てることで駐輪スペースに収まることを確認できた。ちなみにオリジナルのバックミラーは箱に収められて返却された。
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↑駐輪スペースには収まった
 ウインドシールドは冬の通勤には必要性を感じていたので、装備することにした。買ったのはスズキオリジナルではなく、また国内のよく知れたメーカー製ではなく、台湾製のシールドを買った。もともとこのスズキアドレスは台湾製である。また125ccバイクは台湾、中国、東南アジアでは主力の車種。こういうカスタマイズ商品はその地域製の方が充実しているのは自明である。
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↑購入ページ
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↑商品開梱後
 シールドはちょっと大きいかなと思ったが、これくらいの大きさがないと役には立つまい。実際にバイクに跨がってみると、直立すると、首から下がちょうど隠れる感じだ。風よけとしては十分だし、雨が上半身を濡らすのも防げるので、雨具を着るタイミングも遅らせることができる。ただ横風が強い場合、ハンドルを右に切ると、ヨットの帆に風を受けるがごとく、バイクが唐突に対向車線に飛び出てしまい、事故の原因になったりする。あと大きな難点としては、このシールドを装着すると、一気にオジン臭くなることだ。若い人はシールドの利点を承知しながらも装着をためらう人も多いだろう。しかし筆者は幸か不幸かこの世に生を受けてから半世紀を経過している。幸いなことに堂々と装着できる年齢となっているので問題はなかった。
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↑購入ページ
 マルチマウントバーはスマホやカメラを装着するのに必要を感じたので取り付けた。普通のバイクならハンドルはパイプになっているのでスマホホルダーの取り付けは簡単なのだが、スクーターやカブなどの実用車の場合は、ハンドルがカウリングされているのでホルダーをはめられない。したがって、ミラーの取り付けボルトを利用して、右ミラーと左ミラーの取り付け部を連結するようにパイプを取り付けて、ホルダーなどをとりつけるのだ。
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↑既にスマホ用マウントが取り付けられている
 知らない人が見ると、「この取っ手は何のためにあるのだろう」と思うかもしれない。
 ところでミラーを替えて駐輪スペースを確保したはずだが、結局このスペースには基本的にバイクを置かないことにしたのだ。詳しくは次回に記述する。

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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~アドレス購入~ [バイク]

 購入するバイクはスズキアドレスに決めた。しかしそのアドレスでもいくつか種類があることを知った。
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型式 タイヤ メーター 価格 特徴
アドレス110 14 アナログ 20.5万円 タイヤサイズ大きく悪路に強い。発展途上国向け
アドレスV125 10 アナログ 24.3万円 装備グレードを落とした廉価版
アドレスV125S 10 一部デジタル 26.8万円 装備を充実させた主力グレード
アドレスV125SS 10 一部デジタル 27.4万円 リアスポイラー、同色ミラーなどスポーティー
アドレスV125SLimited 10 一部デジタル 29万円 グリップヒーター、シートヒーターなど快適装備


 結論からいうとアドレスV125Sにした。試乗したのはこの型であったし、時計のないアナログメータは使いにくそうだし、V125SSのようなリアスポイラーはリアボックスを取り付けたら意味のないものとなるし、V125Sリミテッドのグリップヒーターは魅力的ではあったが、グリップエンドが長い分、駐輪スペースに支障が生じることがわかったからだ。
 決断には下の日経トレンディネットの記事が大いに参考になった。
通勤スペシャルが新しくなった! スズキ「アドレスV125S」試乗レポート【前編】
通勤スペシャルが新しくなった! スズキ「アドレスV125S」試乗レポート【後編】

 次にいよいよ購入である。バイクはいわゆるバイク屋で買うのが一般的だ。バイクブロスのような仲介業者を介すれば中古車も検索できる。調べてみたら住まいの近くには手頃な中古車がなかった。遠くで買うと納車も面倒だし、やはり買ったところで整備してもらったほうがいいだろう。せっかくだから手垢の付いていない新車を買うことに決めた。
 そんなわけで家から一番近いバイク屋で購入することにした。そこはホンダの看板が上がっているが、スズキのウェブサイトで最寄りの販売店で検索すると、その店が出てきた。よくみると小さなスズキの看板が上がっていた。
 その店へは家から歩いて行ける。店に着いた。店外にはPCXの中古が15万円で売られていた。駐輪スペースの問題がなければこいつにするのにと思いつつ、店のドアを開けた。
 店員はバイクの整備に忙しいのか、商談用のスペースには誰もいない。待つこと10分、ようやく中年の女性が現れた。
 「いらっしゃいませ。お伺いしておりますか。」
 いえ、お伺いしておりません。でも筆者は修理のような安い客ではなくて高額商品のお客さんですよ。とやや胸を張って、このように切り出した。
 「あの~、バイクを買いたいんですけど」
 「車種とか決めておられますか」
 「スズキアドレスです」
 「アドレスでもいろいろありますけど」
 「V125Sでお願いします」
 「うちはホンダの代理店なのでスズキ車の在庫はないので現車はお見せできないのですが」
 「いえ、もうレンタルバイクで試乗済みです」
 彼女は引き出しからアドレスV125Sのカタログを取り出し机の上に置いた。実はそのカタログはスズキのウェブサイトから取り寄せてすでに持っているのだが、遠慮なくいただくことにした。
 彼女は見積書を書き始めた。
メーカー希望小売価格   268,920
登録代行納車整備費用   9,720
自賠責保険24ヶ月   9,870
盗難保険2年   2,000
値引き   -35,510
合計   255,000


 何も言っていないのに、すでに値引きが3万5千円もある。自動車を購入するようにいくつかディーラーを巡って競合をあおれば、さらに値引きを引き出せるかもとも思ったが、家から近いという利点を考慮して、この言い値で購入することに決めた。バイクの場合、故障すれば手で押して持ってこないといけないということも計算に入れていた。
 筆者は知らなかったのだが、バイクには盗難保険というものがあるらしい。スズキ車は1年間は無料で付いているという。2年2,000円とあるが、これは実質1年2,000円である。保険内容はハンドルロックをした状態で、盗難にあった場合、5万円の自己負担で新車が提供されるらしい。バイクはクルマと違って盗難が非常に容易だ。何しろ軽いのでロックが掛かっていようが、数人で軽トラにひょいと乗せれば簡単に盗める。作業服を着ていれば、人のいるコンビニの駐車場でやっても怪しまれることはないだろう。だから盗難保険には入りたかったけど、こんなに安いとは思わなかった。裏返せはこのようなスクーターは人気がなく、滅多に盗られないということだろう。
 内心はほぼ決めていたが、「交渉には駆け引きが必要」なので即答は避け、この日はこの見積書だけ受け取って引き上げた。
 あとは最終的な決断だ。あらためてこの投資は有効か考えた。自転車で通える体力はあるのに、バイク通勤する意味があるのか。予定しているツーリングを終えたらどこに行くのか。自転車より遙かに高まる事故率をどう考えるのか。
 見積もりを受け取って2週間後、再びバイク屋に行き、購入の意思を伝えた。車体色は白にした。自分の勝手なイメージカラーはホンダが赤、ヤマハが青、スズキが黄、カワサキが緑なので黄色が欲しかったが、アドレスのラインナップには黄色はなく、青がイメージカラーとなっている。青は今乗っているクルマと同じなので、面白くないのと、夜間の視認性を考えて白にした。
 先日と同じ女性が対応し、購入が決定すると、彼女は「社長~」と大声で叫んだ。社長というからにはスーツを着た恰幅のいい紳士が現れるものと思われたが、目の前に現れたのは白のつなぎを着たオッサンであった。個人商店なのでそういうことらしい。
 その「社長」が納期を確認した。納車は3週間後の11月2日になるという。意外に時間が掛かるのはこのスズキアドレスは台湾で製造されているからだろう。
 筆者は古い人間なのでこういう高額商品の使い始めは暦に拘る。11月6日の日曜日は仏滅、5日の土曜日は先負。何か新しいことを始めるには相応しくない。11月3日の木曜日は文化の日で祝日だが、暦も先勝で悪くないのだが、どういう訳か筆者の勤務する会社はその日は稼働日であった。選んだ納車日は11月4日金曜日。暦は友引。平日だが会社には昼から休む半日有給を申請した。納車の日は眺めて近所だけを走り、土曜か日曜にちょっと遠出をしたい。
 それと折りたたみ式のミラーとウインドシールドスクリーンは筆者が手配し、現物を持ち込み、バイク屋に取り付けてもらうことにした。取り付け手数料は無料。というか請求されなかった。手付金1万円を納めた。納車までに残金を銀行振り込みで支払うことにした。クルマのように印鑑証明書もなく、三文判すら押すことなく退散した。
 あと忘れてはならないのは、自動車保険にファミリーバイク特約を付加することだ。ファミリーバイク特約には人身傷害型と自損障害型がある。自損型の場合、その名のとおり自分の責任で生じた損害も保障されるが、その分保険料が高くなる。具体的には自分のバイクの損傷は保障されない。バイクはクルマに比べて安いので、再購入すればいいということで、人身傷害型を選んだ。筆者の自動車保険は12月中旬に満期を迎える。11月にバイクが納車されると、約1ヶ月分の特約追加保険料が必要で、その金額は1,570円ということだ。1年にするとファミリーバイク特約の追加保険料は19,000円程度となる。意外とこれは高いと感じた。
 ともあれ、あとは納車を待つばかりとなった。

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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~駐輪スペースの確保~ [バイク]

 バイクを停めるスペースが我が家にないことを知った筆者は意気消沈した。
 近所にシャッター付きのガレージがあるので、家主に電話すると、12000円/月だという。シャッター付きの場合、防犯性は高いものの、いちいちシャッターの鍵を開けたり閉めたりは面倒だ。中は広いのでクルマとバイクと一緒に置けるという利点はあるものの、それぞれ前後にしか置けないだろうから、どちらか片方を動かすときに一時的に待避させないといけない。これは値段の割に合わないとして却下した。
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↑シャッター付きガレージは面倒
 最近はトランクルームというのがあり、一時的に不要になった家財やバイクを預かってくれるらしい。場所にもよるが月3000円程度からあるという。ネット検索すると近所にあることがわかり、早速偵察に行ってきた。そこはトランクルームというよりも、築50年以上と思われ古アパートであった。つまり住めなくなったアパートをトランクルームとして再出発しているわけだ。管理人などいないのでアパートの中に侵入した。部屋を覗くと、もともと居住用なので、30cm程度の段差がある。もしバイクを置くにはスロープを用意しなければならない。狭い通路を通ってバイクを方向転換し、これまた狭いドアに身体を当てながら、スロープでバイクを押し上げる。ミラーを当てずにドアを突破できるのか不安であるし、何だか邪道なように思えた。それにあまりも古いアパートで夜に電気が使えるのかどうかもわからない。結局のところガレージもトランクルームもあきらめざるを得なかった。
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↑古アパートを活用したトランクルーム
 次に駅前の駐輪場を利用することを考えた。幸い、近所にある駅には駐輪場がある。バイクは50ccに限るという駐輪場もあるが、125ccのピンクのナンバープレートのバイクが停まっているところもある。気になる料金は3300円/月とまあ妥当である。
 しかし、本来駅前の駐輪場というのは、電車に乗る人に便宜を図るために、自転車またはバイクの一時的な置き場を提供するもので、近所の人のバイクを預かるのを想定していない。当然、電車が動いていない時間は門を閉めてしまうので利用できない。長期休暇でずっと駐輪すると、違法駐車として撤去の対象となるかもしれない。雨露を凌げる上に、駐輪のしやすさという魅力はあるものの、自由に利用できないので、この案も却下となった。
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↑駅前の駐輪場も却下
 しかし頭を抱えた筆者は名案を思いついてしまう。内側に折りたためるミラーがあれば、自宅の駐車スペースに何とか停められるのではなかろうか。
 早速ネットで調べてみた。そんなミラーはあった。本来はオフロードバイク用らしいが、そんなことはどうでもいい。取り付けネジもアドレスの径に適合するようだ。よし、早速実験してみよう。
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↑発見した可倒ミラー
 筆者は再び、スズキアドレスをレンタルし、自宅にやってきた。
 今、折りたたみミラーを取り付けるわけにいかないから、ボルトを緩めて、ミラーを内側に向けた状態で、駐輪予定スペースに突撃する。多少はミラーに当たるが、何とかスペースに収まった。バイクは結構後ろの幅が広く、脚を抜けるスペースがないが、これは後日解決可能だ。とにかくバイクが収まった。これでバイク購入への支障はなくなった。
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↑ミラーを内側に倒せば駐輪できた
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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~どのバイクを買うか~ [バイク]

 さてどんなバイクを買えばいいのだろうか。実際は60キロは出るのに制限速度が30キロと理不尽なまでに低い50cc原付は最初から選択しないことにした。
 筆者の乗れない大型二輪と対象外の原付を除けば、バイクの排気量は大きく分けて、125cc、250cc、400ccの3種類がある。それぞれの特徴を列記する。

●125ccバイク
・必要な免許は小型2輪
軽自動車税が2400円と格安
・自賠責保険も安い(年間3460円)
自動車保有者の場合、ファミリーバイク特約で任意保険も安い
・車検は不要
・車体が小型なので渋滞のすり抜けがしやすい
・車体が小型なので取り回しが楽
・車体が原付と変わらない場合、駐輪場に駐めることができる
・車体が小さいので高速巡航性に難点がある
・高速道路に乗ることができない
・無料であっても自動車専用バイパスに乗ることできない
・一般的なナビは上の事情は考慮されずに案内されるのでムカつく
・燃費はだいたい40km/l程度
・本体価格は20万円前後

●250ccバイク
・必要な免許は普通2輪
・軽自動車税が3600円とやや高い
・自賠責保険は125ccより高い5612円
・自動車重量税が1260円必要
・任意保険はクルマとは別に掛ける必要がある。バイクは事故率が高いので掛け金も高い。
・車検は不要
・渋滞時のすり抜けは十分な道幅がある場合に限り可能
・車体が中型となり押し歩きは結構難儀
・自転車の駐輪場に駐めることはほぼできない
・かといってクルマの駐車場に停めるほどでもない
・高速巡航もそこそここなす
・高速道路に乗れる
・自動車専用道路も乗れる
・燃費は125ccより悪い(一般的に排気量に比例する)
・本体価格は30万円前後(状態人気により差が大きい)

●400ccバイク
・必要な免許は普通2輪
・軽自動車税が6000円とさらに高い
・自賠責保険は125ccよりさら高い5960円
・任意保険はクルマとは別に掛ける必要がある。バイクは事故率が高いので掛け金も高い。
・車検が必要。年間20000円程度
・自動車重量税が5000円必要
・渋滞時のすり抜けはやめておいた方がいい
・車体が大型となり押し歩きはどころか起こすのも難儀
・自転車の駐輪場に駐めることはできない
・かといってクルマの駐車場に停めるほどでもない
・高速巡航性が高い
・高速道路に乗れる
・自動車専用道路も乗れる
・燃費は250ccより悪い(一般的に排気量に比例する)
・図体がでかいので本体価格は250ccを軽く凌駕

 筆者は125ccを選んだ。何といっても維持費が安いし、通勤に使うのが前提なので、渋滞のすり抜けは必須だからだ。高速道路に乗れないという欠点は通勤には考慮に入れなくていいし、強いてあげれば無料のバイパスに乗れないというが不便なくらいだ。
 排気量は125ccに決定。次にタイプである。125ccは小型とはいえ様々なタイプがある。中には250ccと十分張れる高速性能を誇るのも存在する。ホンダGROMような超個性派のバイクもある。また高速道路に乗れない125ccの場合、高速性能よりも軽量で悪路踏破性に優れたオフロードの方が本領を発揮する。マニュアル車を求めるならば、オフロード車が選択肢となる。そのオフロードタイプ、カブのような実用車タイプ、さらにスクータータイプ。この3つが大きな区分となる。
 このうちオフロードタイプは早々と候補から外れた。目的が通勤である以上、非日常はできるだけ排除する必要がある。悪路走破性とマニュアルミッションの操作の楽しさという点は評価できるものの、荷物があまり積めず、すり抜けにも難点があるオフロードタイプを選ぶ理由はなかった。
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↑選外になったオフロード車(カワサキKLX125)
 個性派グロムも同様の理由で却下となった。GROMの場合、タイヤが滑りやすいという情報もあった。
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 そうなるとカブかスクーターとなる。カブは本田宗一郎の発明した産業遺産というべき存在で、その構造の堅牢さは折り紙付きだ。スクーターに比べ、タイヤ径が大きいので悪路走破性に優れている。また遠心クラッチによるマニュアルミッションで、アクセルで速度を調整するしかないスクーターに比べ運転の楽しさがある。通勤だけに使うならスクーターになるのだが、筆者はたまにツーリングに出掛けることも考えている。ツーリングとなればマニュアルミッションの方が面白し、タイヤ径が大きい方が走行安定性がある。少しだけ迷ったが、足下に荷物を置けるスクーターの方が積載性に分があるのと、ヘルメットを収容するスペースがあるのを評価してカブは候補から脱落した。よってスクーターに決定した。

↑候補から外れたけどカブは素晴らしいです

 次に125ccスクーターを選ぶことになる。売れているのは以下の3機種となる。
ホンダ PCX
ヤマハ シグナス
スズキ アドレス
 これらを実際に借りて乗ってみることにした。ホンダリードも候補に挙がったが、レンタル車がないので対象から外れた。

1.ホンダPCXの試乗
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↑PCX
 借りたのは大阪モノレール終点彩都西駅近くのバイク屋さん。日帰りレンタルで京都に向かった。格好は先の3機種の中で一番だ。250ccに近い車格でその分重いのだが、ホンダ得意の高出力高燃費エンジンでそれをチャラにしている。スクーターだけに悪路では弱みがあるが、舗装された道路であれば、その走行安定性は目を見張る。ホンダらしくお金はかけていないが高級に見えるメーターのデザインもいい。ホイルベースが長いので乗り心地もいい。車体が重いので、出だしの加速はやや遅いが、ほとんどのクルマに負けることはない。ただ足下に燃料タンクあるので、足の置き場が狭いのと、図体の割にメットインスペースが狭いのが難点だ。
 あとはこのレンタル車にはグリップヒーターが付いていた。春先とはいえ山の上では冷たい。そんなときこのヒーターは効果が高いとわかった。またUSBコンセントが付いているのでスマホの充電をしながら走れる。さらにアイドリングストップ機能が付いていたが、これはバッテリーとセルモーターに負担がかかるので別にいらないかなと思った。
 高評価のPCXであったが、自分の家の車庫に収まらないサイズであることが判明し落選となった。

2.ヤマハシグナスの試乗
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↑このシグナスはデザインがいい
 次にヤマハシグナスを試乗した。カタログ上の数字では家の車庫に入るはずなので、試してみることにした。借りた店は大阪市北巽にある大きなバイク屋というかカー用品ショップだった。
 ここから自宅まで走った。シグナスはPCXに比べ車体が小ぶりだ。従ってその分、走行安定性と乗り心地はPCXにやや劣る印象だ。シグナスで最も気になったのは発進加速の悪さだ。中速域からの伸びはいいのだが、この加速ではクルマに負けてしまう。
 デザインはPCXほどの格好の良さはないもののヤマハらしくセンスを感じさせる。特にアナログのタコメータとデジタル速度計が組み合わせが秀逸である。楽器メーカーなのでエンジン音もホンダに比べていいように感じる。
 その代わりメットインスペースが広く、フルフェイスを入れてもまだ余裕がある。加速には不満があるものの、家に停められないと意味がないので、最有力候補に上がった。
 自宅の駐車スペースに入れてみる。これがかなり難儀だった。カタログの車幅はハンドルの幅であり、バックミラーは考慮していない。駐輪スペースはクルマの脇を通った先にあるブロック塀と家の狭い空間だ。カーポートの柱や家の窓の格子や樋が邪魔し、バイクの進入を阻む。バックミラーはもちろん、ハンドルのグリップ先端やマフラーのカバーもこすってしまいそうだ。これ以上進めると借り物のバイクに疵をつけるかもしれないので、無理をせずあきらめた。ここにヤマハシグナスも候補から外れることになった。
3.スズキアドレスの試乗
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↑ほとんど「原付」のアドレス

 最後にスズキアドレスを試乗した。借りたのは貝塚市二色浜駅近くにあるレンタルバイク屋。というかガソリンスタンドだ。筆者が借りてから1年も経たないうちに、利用者が少なかったのかレンタルバイクは廃業してしまった。結局バイクは趣味の世界なのだ。
 スズキアドレスは先の2台に比べ車体が小ぶりだ。50ccの原付に125ccのエンジンを積んでいるようなものだ。というか外見は原付そのもので、格好良さという点ではPCXやシグナスに劣る。しかし動力性能、特に発進加速力は見るべきものがあった。これは軽い車体の割に強力なエンジンを積んでいるおかげだろう。
 アドレスの車幅は635mmと狭いのですり抜けも楽だ。信号待ちのクルマの横を注意深くすり抜けて、先頭のクルマのさらに前で待つ。信号が青となると同時に、アクセルを回せば、鋭く加速し、5秒もたたずに60キロに達し、さっきの先頭にいたクルマはバックミラーに小さくなっていた。短期間の試乗ではあったが、発進直後に抜かれることはついになかった。エンジンブレーキの効きもいい。交差点はアクセルを戻すだけで、無理なく曲がれる速度に落とせる。
 ブレーキは前輪が1ポットのディスク、後輪がドラム。前後輪ディスクブレーキのPCX、シグナスに比べ、装備的に劣る。レンタル車なので急制動はしなかったので真価は不明だが、確かにブレーキの効きがすごくいいとはいえないようだ。しかし実用面では問題なさそうに感じた。
 インパネは方向指示器のインジケータが左右兼用で、どっちが点いているのかわからないというのが不便に感じるが、必要にして十分な機能はある。むしろ凝っているPCXやシグナスと比べて見やすいくらいだ。デジタル時計も付いている。バイクには時計が必須である。いちいち腕時計を見るのは面倒なだけでなく、よそ見で事故の危険があるからだ。
 少し残念なのはメットインスペースが小さいことだ。フルフェイスのヘルメットが辛うじて入るスペースだ。これでは雨具はヘルメットの中に入れ子に入れるしかないだろう。そのかわりというわけではなかろうが、ヘルメットを引っかけるホルダーが右左両方ついている。これは二人乗りに使えるし、駐輪スペースによって左右どちらかしか使えないときに便利だ。
 こうして走っているうちにアドレスが気に入ってしまった。あとは家の駐輪スペースに収まるかどうかだ。
 帰宅後、アドレスを駐輪スペースに突撃した。我が家の塀と家の幅は740mmしかない。さらに雨樋があるところは600mmとさらに狭い。しかも自動車の横を通り、カーポートの柱も邪魔だ。マフラーはギリギリ当てずに突破したものの、どうしてもミラーが邪魔になる。ハンドルを曲げることができないのも致命的だ。バイクの場合、盗難防止のため、ハンドルを左に曲げてロックする必要がある。自宅の敷地内とはいえ、ハンドルロックができないのは防犯上問題が多すぎる。
 カタログ数値の上で、アドレスより車幅の狭いスクーターは存在せず、ここに筆者のバイク購入計画は潰えたかに思えた。
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↑あまりにも狭すぎる駐輪スペース
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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~事の始まり~ [バイク]

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 サラリーマンにとって通勤というのは、生活の中でもかなりの時間を割いている。もちろん社内寮や歩いて通勤できるほど会社に近い人もいるだろうが、筆者の住んでいるところでは、平均して20分から30分程度の通勤時間を要しているように思える。ただしこれは同僚の住まいを勘案して勝手に推定した結果である。
 基本的に通勤時間は生産性の向上に結びつかない。簡単にいえば無駄な時間でなるべく早く移動したところだろう。
 さて筆者が勤めている会社の通勤手段で最も一般的なのはクルマである。筆者の住まいは地方都市でありバス・鉄道など公共交通機関が発達していない。いや昭和末期頃まではそれなりに本数があったのだが、乗客の減少により、廃止減便が相次ぎ、不便になって、ますます乗客が減るという悪循環に陥っている。さらに人口減少が拍車をかけている。地方都市のバス会社はどこも青息吐息である。
 そんなわけでクルマが通勤手段として選ばれているわけだが、会社側から見ると工場の敷地と同じくらいの駐車場を確保しなければならない。利益を生み出さない駐車場は損失でしかない。会社で送迎バスを用意しようにも、従業員の住まいはあちこちに点在しているし、業種によっては深夜まで仕事する人もいるし、すべての従業員に公平なサービスは提供できない。だいたい今まで家から直行でクルマで乗り付けていた人が、バス停まで歩き、帰りもバスの時間まで待たねばならない,送迎バスに乗り換えるとは思えない。
 クルマは便利な乗り物だ。道路と駐車場さえ確保されていれば、天候、時間に関係なくどこでも行ける。4、5人は乗れるので、家族連れにはうってつけだ。電車なら各人それぞれに運賃が必要だし、幼児なら他人の迷惑も考えないといけない。クルマならそれを考えなくてもいいし、多くの荷物を積むことができる。車内は冷暖房が完備で、お気に入りの音楽を聴くこともできる。スポーツカーならその高速巡航性や加速感から官能的な喜びを見いだすことができるだろう。かつてに比べ優先度は下がったとはいえ、ガールフレンドの送迎にも必要なアイテムだ。それにこの閉鎖空間が恋愛の熟成に大いに役立つし、機密が守られるという意味でいろいろヤバい話もできるのである。
 こんな便利なクルマだが欠点もある。それは価格と維持費が高いこと、事故の場合大きな責任を負わされることだ。クルマの価格は新車であれば安くても100万円から200万円くらい。消費税はもちろん、自動車取得税もかかる。年に一度の自動車税が1300ccでも約35000円。自動車重量税が2年で約30000円。これらは乗らなくても徴収される。さらに走らせるのに必要なガソリンには揮発油税が含まれている上に、さらに消費税が上乗せされている。新車購入後は3年、その後は2年に一度は車両点検が義務づけられている。先ほどの重量税を含めて10万円以上の費用が必要だ。オイル交換は最低でも年一度は必要で、タイヤは乗るほどに減るし、乗らなくても空気は減るし、バルブも劣化する。まだ溝があっても5年たてば交換しなければならない。事故で加害者となれば大変だ。歩行者を死亡させた場合、1億円以上の賠償金を請求される場合がある。クルマは安全性が向上し、運転手はかなりの確率で守られるようになったが、その分クルマは柔構造になっており、クルマはペシャンコでほぼ廃車となり精神的ダメージが大きい。
 筆者がクルマに乗っていて一番苛つくのは渋滞である。特に朝の通勤は交通集中するので、毎日遭遇する。帰りの夕方は朝ほどではないが、やっぱり渋滞はある。仕事で疲れた身体で渋滞を迎えると、信号待ちでこっくりしたことが何度もある。たまに中国道に乗れば、休日の夕刻となれば、神戸JCTから宝塚ICまでは渋滞だ。
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↑渋滞する高速道路
 事故で渋滞となれば絶望的だ。辛抱強く待つしかない。朝の通勤時に発生すれば、出勤時間に間に合わないこともある。渋滞は気にならない人もいるのだろうが、筆者は渋滞は満員電車よりも精神的ストレスを感じる。
 筆者はその対策として、クルマ通勤をやめて、電車で通勤することにした。幸い筆者は駅から歩いて10分のところに住んでおり、会社もローカル線で本数が少ないにしても、駅から5分のところにあるからだ。
 しかし3年ほどでクルマに戻した。仕事が忙しくなり、夜遅くまで勤務すると、電車の待ち時間は長くなる。1時間に1本となるので、タイミングが悪ければ1時間も待たねばならない。通勤手当は会社から全額定期券が支給されるので、経済的には楽だし、電車内で本を読めて時間を有効に使えるという利点はあるものの放棄せざるを得なかった。
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↑電車通勤
 そうしてクルマに戻ると、筆者はまた渋滞のストレスと戦わねばならなかった。何とかならないものかと思いついたのが自転車通勤であった。ペダルを漕いでいる割にスピードの出ないママチャリではなく、6万円ほどするクロスバイクを買った。クロスバイクとはレースなどで使うロードレーサーと山道を走るマウンテンバイクの中間のモデルで、そこそこスピードが出て扱いやすいもモデルだ。自転車通勤で一番問題があるとすれば、雨と寒さ対策だろう。雨具は値は張ったが登山用の黄色いレインコートを買った。黄色にしたのは夜間で目立つようにするためだ。寒さ対策はとっくにやめたスキーウエアの上着とグローブがあるのでそれを流用した。夏から自転車通勤にしたら、冬になると寒さが堪えて嫌気がさすと思ったので、敢えて2月の寒い時期から切り替えた。
 自宅から会社までの距離は7km。自動車では渋滞で30分ほどかかるが、自転車は平均して35分で到着する。わずか5分しか変わらない。如何に渋滞の影響が大きいかわかる。それに筆者の場合、クルマの車庫が家から離れているのも時間短縮要素であった。自転車なら玄関に置いておけるのでまさにドアトゥドアなのだ。
 筆者はすっかり自転車通勤が気に入った。30分ほどの連続的な運動は脂肪の燃焼にちょうどよいらしく、ダイエットにも効果があった。やがてマラソンに興味を持つようになり、週に何回かは朝は電車で通勤、帰りはジョギングといったことも併用するようになった。その体力作りの集大成がゴールドコーストマラソンで、これについては「ゴールドコーストマラソンと旅行記 その3」を参照していていただきたい。こうして自転車通勤は自分の生活にかかせないものになった。
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↑自転車通勤はいいことだらけ

 15年ほど経過してから転機が訪れた。筆者は東日本大震災の被災地である南三陸町を訪れ、津波の恐ろしさを目の当たりにした。津波が来たらまずは高台に逃げることだ。それにはクルマよりもバイクが最も速やかに移動できることを悟った。そこで、バイクの免許を取得しなければ考え、教習所に通って、何とか免許を手に入れた。このあたりの顛末は「バイク免許取得挑戦記」を参照していていただきたい。
 バイクの免許を手にしたものの、通勤で使うことはまるで考えなかった。自転車で体力を維持できているのは確かだし、経済的で、しかもクルマと遜色ない通勤時間。雨の日はつらいが、その時は電車に乗って通勤すればいい。バイクは年1回、レンタルバイクに乗るくらいだった。
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↑レンタルバイク819

 しかし転換期がやってきた。2016年、筆者はバリ島旅行に行った。これの詳細は「バリ島旅行記2016」に記載している通りだが、そこでスクーターを借りて乗ったのが運命的な出会いであった。借りたのはホンダのヴァリオというインドネシア向けに作られた125ccスクーターだった。筆者はクルマに乗る前に原付スクーターに乗っていたが、それとは全く次元の違う加速力だった。乗っていて楽しくなるというか、バイクは「速くて便利な乗り物」として、自分の意識の中で急浮上してきたのである。
 筆者はバイクを買うことを真剣に考え始めた。
 とまあ、大変長くなったが要するに、
 クルマで通勤していた

 渋滞はいやだ

 電車に変えた

 不便だ

 クルマに戻した

 やっぱり渋滞は嫌だ

 自転車に変えた

 快適だ

 バイクもいいかも☆

 ということだ。
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バイク免許取得挑戦記 [バイク]

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■きっかけ
 突然バイクの免許を取得することを思いついた。ツーリングしたいとかバイクの魅力に取り憑かれたとかそういう動機ではない。きっかけは東日本大震災。津波を避けるため高台に避難する際、クルマで逃げたため渋滞が生じ、そのまま流された例もあるという。自転車では登り坂が苦手だし、平地でもスピードに難点がある。一番迅速に移動できるのはバイクとなる。しかし原付では一人しか乗れない。これでは家人を乗せて移動をというわけにいかない。もっとも2人しか乗れないわけだから、それはそれで問題がある。しかし将来家族は2人だけという可能性はある。原付よりは遙かに生存率が高い。
 はじめは今年の勤務先の盆休みが9連休と長くて、旅行のついでに合宿免許が取れるのではないかと考えた。しかし9日間で確実に取得できる自動車学校が見つからなかった。合宿免許というのは社会人ではなく、学生が利用するのが現実的だ。
 それならば、近所の自動車学校に通う方がいい。インターネットで調べてみたら、夜間や土曜日もやっているようだ。
■免許の種類はどうするか
 ハーレーダビットソンへのあこがれは全くないので、大型免許は対象外。でもそこそこ大きなバイクに乗りたいという気持ちはあるので中型とした。ちなみに中型という分類は過去のもので、今は「普通二輪」となっている。最近はビッグスクーターの普及でバイクでもAT免許というのがあるらしい。教程がいくらか少なくて授業料も少し安い。しかしせっかく教習所にいくのだから、難度の高いMT車としたい。ただ今はATバイクはスクーターがほとんどだが、いずれは普通のバイクでもATが普及するだろう。よって取得する免許は「普通二輪MT」に決定。

■入校日
 近所の自動車学校の入校日は火水金に限られている。。写真代を含む教習料88152円を支払う。20年以上前この学校で普通免許を取得したので「卒業生割引」が1万円。最終的な免許取得費用は10万円を超える程度となる。まずは写真撮影と視力検査。さらに適性検査。計算問題やらできるだけ早くチェックを入れるとかやってから、最後に心理テストがあります。特段難しくないが、頭は使うので終わった後は疲労を感じた。多少なりとも若いうちに取得を試みてよかった。老境に入ってからでは適性検査で落ちる可能性がある。
 この日はバイクに乗らず予約のみであった。

■第1段階序盤
 初日はバイクを手で押すことから始まった。いうまでもなくバイクは自転車よりも重い。手で押すのも簡単ではない。女性がバイクの免許を取る際、最初の難関はこれだろう。筋肉痛になることも珍しくないらしいです。初日に後半いきなりバイクに跨った。半クラッチを保ちながらアクセルをふかし、すぐに止まるを数回繰り返す。
 その次は周回道路を回る。管理人はクルマは免許取得以来ATしか乗ったことがない。したがってマニュアル車に乗るのは20数年ぶりとなる。半クラッチだのシフトアップだのそんな感覚はとっくに失われていた。よって思い出すというよりも、もう一度一からやり直している感じなのだ。バイクのミッションは一番下に一速でその次がニュートラル、その上に2速、3速、4速と上がっていく。1速からニュートラルに入れるには、シフトペダルを軽く蹴り上げる必要がある。強く蹴ると2速に入ってしまうのだ。教習用のバイクによってこの感覚が異なっていて、2速に入れたつもりがニュートラルに入ってしまうことがあった。しかしバイクのシフトはこの順番が正しいように思う。バイクは信号待ちはローギアで待つのが原則だが、走っている最中、どのギアに入っているのかわからなくなることがある。そんなとき一番下にすれば1速となるこの仕様は便利である。一番下がニュートラルだとエンジンブレーキがかからず危険な状態になる。
 坂道発進はクルマよりも簡単である。半クラッチで下がらない程度に動力を伝える場合、クルマだと脚でクラッチ操作するために難しいが、バイクの場合クラッチ操作は左手なので微妙な操作が可能なのだ。さらにクルマのパーキングブレーキのかわりに右脚フットブレーキを使うので、離すタイミングも楽チンだ。

■一本橋とスラローム
 バイクの教習において、最も難しくて重要なのはこれだった。S路、クランク、八の字は確かに簡単ではなかったが、ニーグリップで挟み込み、視線を遠くにすればできた。一本橋もその要領でできるはずなのだが、どうしても落下してしまう。やがてコツをつかんだ。それははじめからゆっくり行こうと考えないことだ。出出しをゆっくりしてしまうと、バランスが崩れてしまう。はじめは多少スピードをつけて乗って、その後スピードを緩め、ハンドル操作で渡りきるようにすれば落ちなくなった。
 スラロームは実は最後までうまくできなかった。加速のタイミングが掴めず、常に9秒はかかっていた。半クラッチのままでアクセルをふかすことができなかったのである。これを集中的に練習すれば上手くなったのかもしれないが、他の課題もあるのでそうはいかなった。勿論バイクも持っていないので個人練習もできなかった。

■AT車試乗~一段階見極め
 一段階見極めの前にAT車の試乗があった。しかし私の乗る予定であったスクーターにオイル漏れが発覚し、同時に教習予定であった学生さんに譲ることにし、1時間後に乗ることになった。400ccスクーターは200kgを越えていて、スタンドで立てかけるのも一苦労である。始動にしても、重いので原付のように加速せず、思ったよりも扱いにくかった。それでもシフトチェンジの必要がない分運転が楽なのはクルマと同じで、視野の狭くて、周りの状況がわかりにくいバイクにとっては、運転に集中できるAT車はより魅力的だ。いずれはスクータータイプでないAT車も出現することだろう。
 一本橋とスラロームが下手だったので本来9回ですむところ、2回余計に教習を受けて11回かかったが、雷が鳴る中で行われた見極めは何とか合格した。
 教習は1日2回まで受講可能のはずだが、私の通った教習所は先の予約を乗ってからでないと、次の予約ができず、バイクの教官が少ないために、1日2回予約は結局一度も実現しなかった。しかも毎日乗れるわけではなかった。ここまでちょうど1ヶ月を要していた。

■第二段階
 第二段階は基本の動作ができたと見なされるので応用動作が中心となる。重点的に行われるのは、法規に則った運転と急制動である。私は急制動が得意だった。人によっては怖いらしいが、トップギアの50km/h走行でも停止線に止めることができた。
 あと状況に応じた運転ということで、教官の振る旗の方向にバイクを回避させたり、段差の乗り越えといったことをやった。
 この教習所ではシミュレーターはなかったので、数人でクルマに乗り込み、教官の運転するバイクが前に走り、観察して感想を述べる授業があった。一緒にいたのは男子高校生と30代でアメリカンバイクにあこがれる女性だった。女性はすでにバイクブーツを買っていて気合い十分だった。その後二人乗りの場合の注意点を語るDVDを見た。
 終盤になると一本橋、スラローム、クランク、坂道発進が復活する。苦手科目なので、久々の一本橋では脱落するし、スラロームは相変わらずノロノロだ。大いに不安を感じさせながら最終日を迎えることになった。

■第二段階見極め
 見極めは総合能力を試される。1回目は一本橋は脱輪こそなかったものの、タイムが短すぎ。スラロームは9秒を要した。今までほとんど失敗はなかった坂道発進で5回エンストした。これで動揺してさらにクランクで転倒するという失態を演じた。当然見極めは落ちて、2日後の再挑戦となった。2回目の試験も坂道でエンストしたものの、終わりの方で重点的に練習したので、教官もまあいいだろうということで、辛うじて見極めを突破した。予定より1回多い9回を要した。

■卒業検定
 卒業検定は平日の昼間しかやっていない。この教習所の場合火木金のみである。したがって入校日と卒業検定は会社を休む必要がある。
 検定は金曜日の午前8時30分開始だ。自宅から教習所まで自転車で5分程度の近さ。8時に家を出発。試験の日に早い目に到着するのは当然だろう。先客はすでにいた。本日卒業検定を受けるのはAT限定を受ける年配の男性と、小型MTを受ける女性だ。つまり3人とも種類が違うことになる。
 検定料5250円を払い込む。まず検定の前に教官からコースや要項について説明がある。もし落ちるともう補修を1時限受けてから、もう一度卒業検定を受けることになる。つまりふたたび5250円必要になるわけである。この教習所では通常の教程では何回落ちても追加料金は必要ないが、卒業検定はそうではないのである。
 検定は他の2名が先に行うことになる。年配の男性は緊張で手が震えたそうだ。私は意外と冷静にいられた。
 さて私の番だ。車両の周り確認とミラー合わせ。安全確認後発進。いきなり坂道発進だ。何とエンストもせず、スムースな発進。奇跡だ。次にS字。これは得意だ。安全確認を怠らずに交差点を抜けて、急制動へ。スピードを出しすぎてタイヤがロックしかけたが、停止線で止まった。よし。次にクランク。ニーグリップで視線を遠くへ。OK。障害物を回避し、踏切へ。右左右と首を振ってローギアで発進。さてここからが苦手。一本橋はとにかく減点されてもいいから落ちずに早く渡ることにした。次にスラローム。ここで2速に上げるつもりがニュートラルに入ってしまった。ローギアからスラロームをすることになり、スピードが乗らず、タイムは11秒を要した。ここからはもう大丈夫だ。周回道路を回って停止位置に寄せて停止。エンジンを切る。スラロームだけが気になるが、減点は避けられないものの、何とか突破しているのではと思った。
 果たして、教官に自販機の前に呼び出され、合格を告げられた。ちょっと危ない点があると指摘されたが、そんなことはどうでもいい。通ればこっちのものなのだ。あとは実戦で腕を磨くのだ。他の2名もめでたく合格。55日間の戦いは終わった。

■免許の書き換え
 その日のうちに免許証センターへ。証紙を貼り付けて、視力検査。別の棟に移動し、書類を渡す。「重大な疾患はないか」という宣誓書にサインし、もう一度並ぶ。別の書類に証紙を貼って、暗証番号を決めて写真撮影。
 学科試験はないのであとは出来上がるのを待つだけだ。免許が手に入るまで3時間を要した。「普自二」の文字が躍っている。
 免許証を眺めていると何となく気になった点があった。免許の種類の横にある日付欄の「二小原」にバイクの免許をとった今日の日付が入り、その下の「他」に普通免許(私の場合は昭和に取得したので中型8トン限定免許になる)の日付が入っている。その下に「二種」というのがある。二種とはタクシーやバスなどお客を乗せて走るのに必要なプロ用の免許だ。自分には必要ないと思っていたが、この部分に「平成00年00月00日」と表示されるのは悔しい気がする。近いうちに二種免許を取ってやろうと思うのであった。そう思っただけで実行するかどうかはわからないが。
追記:数年後、2種免許取得。以下を参照。
普通2種免許取得記

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