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私は如何にしてクルマに乗るのをやめてバイクに乗るようになったか~事の始まり~ [バイク]

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 サラリーマンにとって通勤というのは、生活の中でもかなりの時間を割いている。もちろん社内寮や歩いて通勤できるほど会社に近い人もいるだろうが、筆者の住んでいるところでは、平均して20分から30分程度の通勤時間を要しているように思える。ただしこれは同僚の住まいを勘案して勝手に推定した結果である。
 基本的に通勤時間は生産性の向上に結びつかない。簡単にいえば無駄な時間でなるべく早く移動したところだろう。
 さて筆者が勤めている会社の通勤手段で最も一般的なのはクルマである。筆者の住まいは地方都市でありバス・鉄道など公共交通機関が発達していない。いや昭和末期頃まではそれなりに本数があったのだが、乗客の減少により、廃止減便が相次ぎ、不便になって、ますます乗客が減るという悪循環に陥っている。さらに人口減少が拍車をかけている。地方都市のバス会社はどこも青息吐息である。
 そんなわけでクルマが通勤手段として選ばれているわけだが、会社側から見ると工場の敷地と同じくらいの駐車場を確保しなければならない。利益を生み出さない駐車場は損失でしかない。会社で送迎バスを用意しようにも、従業員の住まいはあちこちに点在しているし、業種によっては深夜まで仕事する人もいるし、すべての従業員に公平なサービスは提供できない。だいたい今まで家から直行でクルマで乗り付けていた人が、バス停まで歩き、帰りもバスの時間まで待たねばならない,送迎バスに乗り換えるとは思えない。
 クルマは便利な乗り物だ。道路と駐車場さえ確保されていれば、天候、時間に関係なくどこでも行ける。4、5人は乗れるので、家族連れにはうってつけだ。電車なら各人それぞれに運賃が必要だし、幼児なら他人の迷惑も考えないといけない。クルマならそれを考えなくてもいいし、多くの荷物を積むことができる。車内は冷暖房が完備で、お気に入りの音楽を聴くこともできる。スポーツカーならその高速巡航性や加速感から官能的な喜びを見いだすことができるだろう。かつてに比べ優先度は下がったとはいえ、ガールフレンドの送迎にも必要なアイテムだ。それにこの閉鎖空間が恋愛の熟成に大いに役立つし、機密が守られるという意味でいろいろヤバい話もできるのである。
 こんな便利なクルマだが欠点もある。それは価格と維持費が高いこと、事故の場合大きな責任を負わされることだ。クルマの価格は新車であれば安くても100万円から200万円くらい。消費税はもちろん、自動車取得税もかかる。年に一度の自動車税が1300ccでも約35000円。自動車重量税が2年で約30000円。これらは乗らなくても徴収される。さらに走らせるのに必要なガソリンには揮発油税が含まれている上に、さらに消費税が上乗せされている。新車購入後は3年、その後は2年に一度は車両点検が義務づけられている。先ほどの重量税を含めて10万円以上の費用が必要だ。オイル交換は最低でも年一度は必要で、タイヤは乗るほどに減るし、乗らなくても空気は減るし、バルブも劣化する。まだ溝があっても5年たてば交換しなければならない。事故で加害者となれば大変だ。歩行者を死亡させた場合、1億円以上の賠償金を請求される場合がある。クルマは安全性が向上し、運転手はかなりの確率で守られるようになったが、その分クルマは柔構造になっており、クルマはペシャンコでほぼ廃車となり精神的ダメージが大きい。
 筆者がクルマに乗っていて一番苛つくのは渋滞である。特に朝の通勤は交通集中するので、毎日遭遇する。帰りの夕方は朝ほどではないが、やっぱり渋滞はある。仕事で疲れた身体で渋滞を迎えると、信号待ちでこっくりしたことが何度もある。たまに中国道に乗れば、休日の夕刻となれば、神戸JCTから宝塚ICまでは渋滞だ。
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↑渋滞する高速道路
 事故で渋滞となれば絶望的だ。辛抱強く待つしかない。朝の通勤時に発生すれば、出勤時間に間に合わないこともある。渋滞は気にならない人もいるのだろうが、筆者は渋滞は満員電車よりも精神的ストレスを感じる。
 筆者はその対策として、クルマ通勤をやめて、電車で通勤することにした。幸い筆者は駅から歩いて10分のところに住んでおり、会社もローカル線で本数が少ないにしても、駅から5分のところにあるからだ。
 しかし3年ほどでクルマに戻した。仕事が忙しくなり、夜遅くまで勤務すると、電車の待ち時間は長くなる。1時間に1本となるので、タイミングが悪ければ1時間も待たねばならない。通勤手当は会社から全額定期券が支給されるので、経済的には楽だし、電車内で本を読めて時間を有効に使えるという利点はあるものの放棄せざるを得なかった。
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↑電車通勤
 そうしてクルマに戻ると、筆者はまた渋滞のストレスと戦わねばならなかった。何とかならないものかと思いついたのが自転車通勤であった。ペダルを漕いでいる割にスピードの出ないママチャリではなく、6万円ほどするクロスバイクを買った。クロスバイクとはレースなどで使うロードレーサーと山道を走るマウンテンバイクの中間のモデルで、そこそこスピードが出て扱いやすいもモデルだ。自転車通勤で一番問題があるとすれば、雨と寒さ対策だろう。雨具は値は張ったが登山用の黄色いレインコートを買った。黄色にしたのは夜間で目立つようにするためだ。寒さ対策はとっくにやめたスキーウエアの上着とグローブがあるのでそれを流用した。夏から自転車通勤にしたら、冬になると寒さが堪えて嫌気がさすと思ったので、敢えて2月の寒い時期から切り替えた。
 自宅から会社までの距離は7km。自動車では渋滞で30分ほどかかるが、自転車は平均して35分で到着する。わずか5分しか変わらない。如何に渋滞の影響が大きいかわかる。それに筆者の場合、クルマの車庫が家から離れているのも時間短縮要素であった。自転車なら玄関に置いておけるのでまさにドアトゥドアなのだ。
 筆者はすっかり自転車通勤が気に入った。30分ほどの連続的な運動は脂肪の燃焼にちょうどよいらしく、ダイエットにも効果があった。やがてマラソンに興味を持つようになり、週に何回かは朝は電車で通勤、帰りはジョギングといったことも併用するようになった。その体力作りの集大成がゴールドコーストマラソンで、これについては「ゴールドコーストマラソンと旅行記 その3」を参照していていただきたい。こうして自転車通勤は自分の生活にかかせないものになった。
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↑自転車通勤はいいことだらけ

 15年ほど経過してから転機が訪れた。筆者は東日本大震災の被災地である南三陸町を訪れ、津波の恐ろしさを目の当たりにした。津波が来たらまずは高台に逃げることだ。それにはクルマよりもバイクが最も速やかに移動できることを悟った。そこで、バイクの免許を取得しなければ考え、教習所に通って、何とか免許を手に入れた。このあたりの顛末は「バイク免許取得挑戦記」を参照していていただきたい。
 バイクの免許を手にしたものの、通勤で使うことはまるで考えなかった。自転車で体力を維持できているのは確かだし、経済的で、しかもクルマと遜色ない通勤時間。雨の日はつらいが、その時は電車に乗って通勤すればいい。バイクは年1回、レンタルバイクに乗るくらいだった。
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↑レンタルバイク819

 しかし転換期がやってきた。2016年、筆者はバリ島旅行に行った。これの詳細は「バリ島旅行記2016」に記載している通りだが、そこでスクーターを借りて乗ったのが運命的な出会いであった。借りたのはホンダのヴァリオというインドネシア向けに作られた125ccスクーターだった。筆者はクルマに乗る前に原付スクーターに乗っていたが、それとは全く次元の違う加速力だった。乗っていて楽しくなるというか、バイクは「速くて便利な乗り物」として、自分の意識の中で急浮上してきたのである。
 筆者はバイクを買うことを真剣に考え始めた。
 とまあ、大変長くなったが要するに、
 クルマで通勤していた

 渋滞はいやだ

 電車に変えた

 不便だ

 クルマに戻した

 やっぱり渋滞は嫌だ

 自転車に変えた

 快適だ

 バイクもいいかも☆

 ということだ。
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