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バイク免許取得挑戦記 [バイク]

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■きっかけ
 突然バイクの免許を取得することを思いついた。ツーリングしたいとかバイクの魅力に取り憑かれたとかそういう動機ではない。きっかけは東日本大震災。津波を避けるため高台に避難する際、クルマで逃げたため渋滞が生じ、そのまま流された例もあるという。自転車では登り坂が苦手だし、平地でもスピードに難点がある。一番迅速に移動できるのはバイクとなる。しかし原付では一人しか乗れない。これでは家人を乗せて移動をというわけにいかない。もっとも2人しか乗れないわけだから、それはそれで問題がある。しかし将来家族は2人だけという可能性はある。原付よりは遙かに生存率が高い。
 はじめは今年の勤務先の盆休みが9連休と長くて、旅行のついでに合宿免許が取れるのではないかと考えた。しかし9日間で確実に取得できる自動車学校が見つからなかった。合宿免許というのは社会人ではなく、学生が利用するのが現実的だ。
 それならば、近所の自動車学校に通う方がいい。インターネットで調べてみたら、夜間や土曜日もやっているようだ。
■免許の種類はどうするか
 ハーレーダビットソンへのあこがれは全くないので、大型免許は対象外。でもそこそこ大きなバイクに乗りたいという気持ちはあるので中型とした。ちなみに中型という分類は過去のもので、今は「普通二輪」となっている。最近はビッグスクーターの普及でバイクでもAT免許というのがあるらしい。教程がいくらか少なくて授業料も少し安い。しかしせっかく教習所にいくのだから、難度の高いMT車としたい。ただ今はATバイクはスクーターがほとんどだが、いずれは普通のバイクでもATが普及するだろう。よって取得する免許は「普通二輪MT」に決定。

■入校日
 近所の自動車学校の入校日は火水金に限られている。。写真代を含む教習料88152円を支払う。20年以上前この学校で普通免許を取得したので「卒業生割引」が1万円。最終的な免許取得費用は10万円を超える程度となる。まずは写真撮影と視力検査。さらに適性検査。計算問題やらできるだけ早くチェックを入れるとかやってから、最後に心理テストがあります。特段難しくないが、頭は使うので終わった後は疲労を感じた。多少なりとも若いうちに取得を試みてよかった。老境に入ってからでは適性検査で落ちる可能性がある。
 この日はバイクに乗らず予約のみであった。

■第1段階序盤
 初日はバイクを手で押すことから始まった。いうまでもなくバイクは自転車よりも重い。手で押すのも簡単ではない。女性がバイクの免許を取る際、最初の難関はこれだろう。筋肉痛になることも珍しくないらしいです。初日に後半いきなりバイクに跨った。半クラッチを保ちながらアクセルをふかし、すぐに止まるを数回繰り返す。
 その次は周回道路を回る。管理人はクルマは免許取得以来ATしか乗ったことがない。したがってマニュアル車に乗るのは20数年ぶりとなる。半クラッチだのシフトアップだのそんな感覚はとっくに失われていた。よって思い出すというよりも、もう一度一からやり直している感じなのだ。バイクのミッションは一番下に一速でその次がニュートラル、その上に2速、3速、4速と上がっていく。1速からニュートラルに入れるには、シフトペダルを軽く蹴り上げる必要がある。強く蹴ると2速に入ってしまうのだ。教習用のバイクによってこの感覚が異なっていて、2速に入れたつもりがニュートラルに入ってしまうことがあった。しかしバイクのシフトはこの順番が正しいように思う。バイクは信号待ちはローギアで待つのが原則だが、走っている最中、どのギアに入っているのかわからなくなることがある。そんなとき一番下にすれば1速となるこの仕様は便利である。一番下がニュートラルだとエンジンブレーキがかからず危険な状態になる。
 坂道発進はクルマよりも簡単である。半クラッチで下がらない程度に動力を伝える場合、クルマだと脚でクラッチ操作するために難しいが、バイクの場合クラッチ操作は左手なので微妙な操作が可能なのだ。さらにクルマのパーキングブレーキのかわりに右脚フットブレーキを使うので、離すタイミングも楽チンだ。

■一本橋とスラローム
 バイクの教習において、最も難しくて重要なのはこれだった。S路、クランク、八の字は確かに簡単ではなかったが、ニーグリップで挟み込み、視線を遠くにすればできた。一本橋もその要領でできるはずなのだが、どうしても落下してしまう。やがてコツをつかんだ。それははじめからゆっくり行こうと考えないことだ。出出しをゆっくりしてしまうと、バランスが崩れてしまう。はじめは多少スピードをつけて乗って、その後スピードを緩め、ハンドル操作で渡りきるようにすれば落ちなくなった。
 スラロームは実は最後までうまくできなかった。加速のタイミングが掴めず、常に9秒はかかっていた。半クラッチのままでアクセルをふかすことができなかったのである。これを集中的に練習すれば上手くなったのかもしれないが、他の課題もあるのでそうはいかなった。勿論バイクも持っていないので個人練習もできなかった。

■AT車試乗~一段階見極め
 一段階見極めの前にAT車の試乗があった。しかし私の乗る予定であったスクーターにオイル漏れが発覚し、同時に教習予定であった学生さんに譲ることにし、1時間後に乗ることになった。400ccスクーターは200kgを越えていて、スタンドで立てかけるのも一苦労である。始動にしても、重いので原付のように加速せず、思ったよりも扱いにくかった。それでもシフトチェンジの必要がない分運転が楽なのはクルマと同じで、視野の狭くて、周りの状況がわかりにくいバイクにとっては、運転に集中できるAT車はより魅力的だ。いずれはスクータータイプでないAT車も出現することだろう。
 一本橋とスラロームが下手だったので本来9回ですむところ、2回余計に教習を受けて11回かかったが、雷が鳴る中で行われた見極めは何とか合格した。
 教習は1日2回まで受講可能のはずだが、私の通った教習所は先の予約を乗ってからでないと、次の予約ができず、バイクの教官が少ないために、1日2回予約は結局一度も実現しなかった。しかも毎日乗れるわけではなかった。ここまでちょうど1ヶ月を要していた。

■第二段階
 第二段階は基本の動作ができたと見なされるので応用動作が中心となる。重点的に行われるのは、法規に則った運転と急制動である。私は急制動が得意だった。人によっては怖いらしいが、トップギアの50km/h走行でも停止線に止めることができた。
 あと状況に応じた運転ということで、教官の振る旗の方向にバイクを回避させたり、段差の乗り越えといったことをやった。
 この教習所ではシミュレーターはなかったので、数人でクルマに乗り込み、教官の運転するバイクが前に走り、観察して感想を述べる授業があった。一緒にいたのは男子高校生と30代でアメリカンバイクにあこがれる女性だった。女性はすでにバイクブーツを買っていて気合い十分だった。その後二人乗りの場合の注意点を語るDVDを見た。
 終盤になると一本橋、スラローム、クランク、坂道発進が復活する。苦手科目なので、久々の一本橋では脱落するし、スラロームは相変わらずノロノロだ。大いに不安を感じさせながら最終日を迎えることになった。

■第二段階見極め
 見極めは総合能力を試される。1回目は一本橋は脱輪こそなかったものの、タイムが短すぎ。スラロームは9秒を要した。今までほとんど失敗はなかった坂道発進で5回エンストした。これで動揺してさらにクランクで転倒するという失態を演じた。当然見極めは落ちて、2日後の再挑戦となった。2回目の試験も坂道でエンストしたものの、終わりの方で重点的に練習したので、教官もまあいいだろうということで、辛うじて見極めを突破した。予定より1回多い9回を要した。

■卒業検定
 卒業検定は平日の昼間しかやっていない。この教習所の場合火木金のみである。したがって入校日と卒業検定は会社を休む必要がある。
 検定は金曜日の午前8時30分開始だ。自宅から教習所まで自転車で5分程度の近さ。8時に家を出発。試験の日に早い目に到着するのは当然だろう。先客はすでにいた。本日卒業検定を受けるのはAT限定を受ける年配の男性と、小型MTを受ける女性だ。つまり3人とも種類が違うことになる。
 検定料5250円を払い込む。まず検定の前に教官からコースや要項について説明がある。もし落ちるともう補修を1時限受けてから、もう一度卒業検定を受けることになる。つまりふたたび5250円必要になるわけである。この教習所では通常の教程では何回落ちても追加料金は必要ないが、卒業検定はそうではないのである。
 検定は他の2名が先に行うことになる。年配の男性は緊張で手が震えたそうだ。私は意外と冷静にいられた。
 さて私の番だ。車両の周り確認とミラー合わせ。安全確認後発進。いきなり坂道発進だ。何とエンストもせず、スムースな発進。奇跡だ。次にS字。これは得意だ。安全確認を怠らずに交差点を抜けて、急制動へ。スピードを出しすぎてタイヤがロックしかけたが、停止線で止まった。よし。次にクランク。ニーグリップで視線を遠くへ。OK。障害物を回避し、踏切へ。右左右と首を振ってローギアで発進。さてここからが苦手。一本橋はとにかく減点されてもいいから落ちずに早く渡ることにした。次にスラローム。ここで2速に上げるつもりがニュートラルに入ってしまった。ローギアからスラロームをすることになり、スピードが乗らず、タイムは11秒を要した。ここからはもう大丈夫だ。周回道路を回って停止位置に寄せて停止。エンジンを切る。スラロームだけが気になるが、減点は避けられないものの、何とか突破しているのではと思った。
 果たして、教官に自販機の前に呼び出され、合格を告げられた。ちょっと危ない点があると指摘されたが、そんなことはどうでもいい。通ればこっちのものなのだ。あとは実戦で腕を磨くのだ。他の2名もめでたく合格。55日間の戦いは終わった。

■免許の書き換え
 その日のうちに免許証センターへ。証紙を貼り付けて、視力検査。別の棟に移動し、書類を渡す。「重大な疾患はないか」という宣誓書にサインし、もう一度並ぶ。別の書類に証紙を貼って、暗証番号を決めて写真撮影。
 学科試験はないのであとは出来上がるのを待つだけだ。免許が手に入るまで3時間を要した。「普自二」の文字が躍っている。
 免許証を眺めていると何となく気になった点があった。免許の種類の横にある日付欄の「二小原」にバイクの免許をとった今日の日付が入り、その下の「他」に普通免許(私の場合は昭和に取得したので中型8トン限定免許になる)の日付が入っている。その下に「二種」というのがある。二種とはタクシーやバスなどお客を乗せて走るのに必要なプロ用の免許だ。自分には必要ないと思っていたが、この部分に「平成00年00月00日」と表示されるのは悔しい気がする。近いうちに二種免許を取ってやろうと思うのであった。そう思っただけで実行するかどうかはわからないが。
追記:数年後、2種免許取得。以下を参照。
普通2種免許取得記

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かんちゃん

私は去年普通二輪を取りましたよ
オヤジライダー
私と同じオヤジが一緒に合格しました

やっと慣れてきたところかなっ

ガンバッテくださいね
by かんちゃん (2012-11-19 12:11) 

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