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関東鉄道完乗記 [旅行]

関東鉄道完乗の旅
2011年春、九州、関西地区の鉄道を完乗。乗りに乗っている管理人。残るは関東と中部だけになった。まずは関東を片付けよう。九州地区の完乗が遅れたのは九州新幹線の開通を待っていたからで、関西地区は地元なのでいつでも行けるという気持ちから後回しにしていた。関東地区の場合は、新規開通機会が多く、景色が平凡で乗っていてつまらない線が多い。管理人は千葉ロッテマリーンズのファンなので、マリンスタジアムで観戦のついでに何線か片づけていたものの、それは都心部に限られ、外縁部は手つかずだった。そんな理由で後回しになっていた。
 今回は私鉄の乗車が主で、JRを乗る機会が少なく、青春18きっぷよりも周遊きっぷの方が有利なのでこれを初めて利用した。あまり売れていない券種のせいか、発行の際、みどりの窓口の女性はクリアファイルを見ながら打ち出した。和歌山からの場合、東京近郊区間のJRを4000円分利用するのであれば、往復新幹線を利用しても、往復割引より安くなる。今回は寝台列車サンライズ瀬戸を利用するので、寝台料金はいるにしても、乗車券は在来線の大船まででいいのでさらに安くなる。
 スルッと関西加盟全線フリーきっぷのような、「太っ腹なきっぷ」は関東には存在せず、せいぜい秩父鉄道のみの一日乗車券、小湊鉄道といすみ鉄道のジョイントきっぷを利用するくらいだ。あとはつくばエクスプレスと筑波ケーブル、関東鉄道と真岡鉄道のジョイントきっぷがあるが、今回は全線つくばエクスプレスに乗るわけでないし、真岡鉄道も全線乗れるわけでないので今回は利用しない。
 乗車対象は以下の路線である。
日付 会社名 線名 対象線区 距離
1 2011/7/16 横浜市営地下鉄 4号線 日吉-中山 13.1
横浜市営地下鉄 1号線 関内-あざみ野 20.7
横浜市営地下鉄 3号線 湘南台-関内 19.7
相模鉄道 いずみ野線 二俣川-湘南台 11.3
大山観光電鉄 大山鋼索線 大山ケーブル-阿夫利神社 0.8
京王電鉄 動物園線 高幡不動-多摩動物公園 2
2 2011/7/17 小湊鉄道 小湊鉄道線 五井-上総中野 39.1
筑波観光鉄道 筑波山鋼索鉄道線 宮脇-筑波山頂 1.6
真岡鐵道 真岡線 下館-茂木 41.9
3 2011/7/18 東武鉄道 佐野線 館林-葛生 22.1
東武鉄道 小泉線 館林-西小泉 12
東武鉄道 小泉線 太田-東小泉 6.4
秩父鉄道 秩父本線 羽生-三峰口 71.7
東武鉄道 越生線 坂戸-越生 10.9
4 2011/7/19 東武鉄道 亀戸線 亀戸- 曳舟 3.4
東武鉄道 大師線 西新井-大師前 1
関東鉄道 竜ヶ崎線 佐貫-竜ヶ崎 4.5
東京都交通局 上野懸垂線 西園-東園 0.3
5 2011/8/7 東京急行電鉄 池上線 五反田-蒲田 10.9
東京都交通局 浅草線 西馬込-泉岳寺 6.9
御岳登山鉄道   滝本-御岳山 1



7月15日(金) 晴
 勤務先のビアパーティーをそこそこに引き上げて帰宅。風呂に入って眠っていたらしい。あわてて電車に乗って天王寺から大阪駅へ。
天王寺23:46(大阪環状線内回り)大阪(サンライズ瀬戸)---
 東京行きサンライズ瀬戸出雲は11番線に5分遅れの0時37分に到着した。サンライズの寝台に乗るのは初めてである。大阪からは10人近くの利用者がいる。関西からサンライズを利用できるのは東京方面への下りのみ。上りだと大阪通過は未明になるがそれなりに利用されると思われる。それをしないのは早朝の停車による駅員の負担増大、関西止まりの客のために、山陰及び高松方面の寝台が売れなくなるからだろう。しかしそれらの方面の客が減少すれば、大阪あるいは神戸停車は検討されるのではないだろうか。
 指定されたのはB寝台シングルの8号車3番部屋。階下にある。部屋のドアは開いていた。新大阪を過ぎてすぐに検札に来た。部屋を真っ暗にして外の景色を見る。階下だけに見慣れない風景だ。無人の京都駅をゆっくりと通過する。
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↑階下室からの眺め
 1時30分頃に寝る。

7月16日(土) 晴
----横浜6:44(京浜東北線)6:50東神奈川6:56(横浜線)7:13中山7:23(横浜市営地下鉄グリーンライン)日吉7:48(横浜市営地下鉄グリーンライン)7:59センター北8:03(横浜市営地下鉄ブルーライン)8:10あざみ野8:20(横浜市営地下鉄ブルーライン)9:20湘南台9:35(相模鉄道いずみ野線)9:52二俣川10:01(相模鉄道本線)10:22海老名10:32(小田急本線)10:44伊勢原11:05[神奈川中央交通バス]11:28大山ケーブル下12:00(大山ケーブル)阿夫利神社12:20(大山ケーブル)大山寺12:42(大山ケーブル)ケーブル下13:02[神奈川中央交通バス]13:26伊勢原13:44(小田急)経堂14:43(小田急)登戸15:00(南武線)分倍河原15:25(京王線)高幡不動15:36(京王動物園線)15:40多摩動物公園15:55(多摩都市モノレール)16:09立川南・立川16:19(中央線特快)16:59東京17:16(京葉線)海浜幕張(京葉線)千葉みなと

 揺れて意外と眠れなかった。気づけば静岡に停車していた。階下席なので窓の下辺がホームの高さとなる。見上げるような感覚である。そこからは眠れなかった。熱海からは強烈な朝日が照りつけた。室内備え付けのNHK-FMを聴きながら寛ぐととても豊かな気持ちになれた。
 コーヒーの自販機の近くにはラウンジがある。先客が3人いた。椅子は8脚ある。
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↑ラウンジの椅子
 横浜に着いた。
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↑横浜に着いたサンライズ
まずは横浜市営地下鉄を制覇しよう。京浜東北線で東神奈川まで乗り、そこで横浜線に乗り換えて中山へ。かつて就職面接でこの駅に降りたはずだが何も思い出せない。
 横浜市営地下鉄4号線は中山から日吉まで開通して、「グリーンライン」という愛称が与えられている。車体断面が小さくて済む鉄軌道リニア駆動が採用されている。
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 人影もまばらな地下鉄駅。しかしリニア駆動特有の小型車両のせいか座席の半分は埋まっている。
 細身でノースリーブにミニスカ(残念ながらキュロット)、素足にハイヒールを履いて、胸がぱっくり開いた女性が前に座った。豊胸手術をしたのではないかと思うほど胸が不自然に大きかった。車両が小さいのでより近くに見えるために目のやり場に困る。
 1号線と連絡するセンター北駅から混み合いだした。
 終点日吉で折り返し。ここでは東急東横線と連絡している。帰りの方が混雑していた。センター北で3号線に乗り換える。3号線と1号線は一体で運営されていて「ブルーライン」という愛称が与えられている。一旦あざみ野に北上する。あざみ野は東急田園都市線と連絡している。あざみ野という萌え系の駅名のせいか、パチンコ屋の看板もヲタク系が多い。尤も日本どこでもアニメとパチンコは融合しているが。
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 折り返しのブルーラインに乗る。こちらは第3軌条が採用されている。もっとも開業したころは鉄軌道リニア駆動がなかったから、当時トンネル断面が小さくて済むのはそれしかなかった。しかし他線との直通ができないのが致命的で、その後日本の都市で第3軌条で新たに開業した路線はない。もしこのブルーラインが架線式だったら、東急や相鉄と乗り入れが可能となり、みなとみらい線などは少し形の違ったものになっていただろう。
 車内は「成城大学」の青い広告で埋め尽くされている。8月12日に坂本九の追悼コンサートがあるという。彼が川崎市出身とは知らなかった。8月12日は日航機墜落事故の日で彼の命日でもある。
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「横浜市営地下鉄はすべての座席が優先席です。お年寄りやお身体の不自由なお客様に席をお譲り下さい。」これは札幌地下鉄やかつては阪急でもやっていた。あまり効果がないと思うので、他の交通事業者に合わせた方がいい。
 地下鉄は横浜を過ぎると空席が目立った。
 終点の湘南台まで約1時間の長旅。こんなに長い地下鉄乗車は経験がない。
 湘南台に着いた。ここからは相模鉄道いずみ野線に乗る。いずみ野線の湘南台駅は地下駅である。
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↑告知のポスター
 本線と合流する二俣川で降りる。これで相模鉄道は完乗。ただ4年後西谷からJR羽沢貨物線との連絡線ができるため、完成したらまた乗りに来ることになる。
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 相模鉄道の電車は古くからあるアルミ車体にドア部のみ赤の車両と、南海電車のようなステンレスに黄と青帯の車両とがある。いずれは黄青帯に統一されるが、私はアルミの方が昭和を感じて好きだ。相模鉄道は塗装をコロコロ変えることで有名だ。
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↑これでいいと思うのだが・・・
 相模鉄道線は大和で降りる人が多かった。
 海老名で小田急線に乗り換えた。ここからの小田急は座れなかった。沿線は田畑が意外と多い。
 伊勢原で降りる。伊勢原市の中心駅で、ブナ林が多く残る丹沢山系を擁するので観光案内所がある。ケーブルカーには神社や寺院はつきものだが、これから乗る大山ケーブルも阿夫利神社の参拝者輸送が目的で作られた。またケーブルカーにはありがちなことだが最寄りの鉄道駅からはバスで連絡というのが多い。今やそれらの神社はクルマで直接行けるようなったので、バス連絡が面倒で全国どこのケーブルカーも苦戦している。
 駅前の4番停留所で大山ケーブル下行きのバスを15分ほど待った。20人ほどの客を乗せて11時5分に出発した。
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 大山ケーブル下バス停からケーブルカーの駅まではかなりの距離がある。土産物店が並ぶ急な石段を登っていく。時間帯にもよるのだろうが、どの店も閑古鳥が鳴いている。
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 次の大山ケーブルは12時0分発で20分ほど待った。さっきバスに乗っていた人達と数人が加わった乗客。
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終点の阿夫利神社に着いた。まずは神社に参拝する。その脇に水が湧き出ている。持ち帰りは自由だがあいにくペットボトルは持ち合わせていない。
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 12時20分発で山を下りる。この大山ケーブルは行き違い箇所に大山寺という駅があり、ボタンを押せば途中下車ができる。降りたのは私だけであった。私が乗っていた赤いケーブルカーは下り、緑のケーブルカーが登っていく。
 5分ほど歩いたところに大山寺があった。黙読に近い般若心経を唱え、呼び出しボタンを押して納経帳を書いていただく。その間、般若心経を読経している親娘がいた。読経のあと真言まで唱える本格派だった。私は般若心経すら自信がなく声が小さい。せめて般若心経はあれぐらいになりたいものだ。
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 ケーブルカーの行き違いは車両によって、右か左か通る線が決まっている。したがって時間によってホームが上り下りが交互に入れ替わることになる。この大山寺駅には「線路にロープがある方が上り」とホームに書いてある。
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 12時42分発で降りる。帰り道の石段は楽だった。
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 13時2分発のバスに乗る。山の上は自販機のジュースも割高だったが、バス乗り場では相場だった。神奈川中央交通バスはパスモが使えた。買ったアクエリアスをエアコンの効いたバスで飲むのは最高だった。15人の客で明神前からは5人乗ってきた。13時26分に伊勢原駅着。「なか卯」で親子丼の昼食。
 13時44分発の急行で登戸に向かう。しかし寝過ごしてしまい、降りたのは経堂だった。これで御岳ケーブルに乗るのは不可能になった。夜行列車を利用した無理なスケジュールが祟ったといえるが、後から考えれば、この寝過ごしが3連休中の関東鉄道完乗を逃した原因となっただけに、痛恨のミスとなった。仕方なく、この近くにある京王動物園線に乗ることにした。登戸まで戻り、南武線で分倍河原まで行き、京王線に乗り換えて高幡不動。ここから分岐してる動物園線に乗る。1両に4人程度の客を乗せて多摩動物園に到着した。
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 ここからは陽のある内に東武越生線や関東鉄道竜ヶ崎線にも乗れたが、私はマリーンズ戦を見に行くことにした。この試合はデーゲームと思っていたのがナイターだったのである。そして千葉に泊まって、小湊鐵道、いすみ鉄道を制覇することにした。
 立川までモノレールに乗り、中央線で東京へ。そして京葉線で海浜幕張へ。もうまもなく試合は始まるが、慌てることはない。駅前のブレナのトレビアンでパスタの夕食。
 歩いて球場へ。もう試合は始まっているのでそれほど混んでいない。球場に着くと内野自由席以外は完売している。しかし私は2階の内野自由席を希望していたので問題なかった。
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↑液状化による震災の爪痕(QVCマリンフィールド)
 ポップコーンを買って2階席へ。上の方の真ん中がどうにか座れた。試合は3回に進んでいた。ホークス先発の杉内が乱丁で、何度も満塁のチャンスを掴みながら、得点は押し出しの1点のみ。マリーンズの先発大谷は1失点で頑張って延長戦へ。しかし両チームともあと一本が出ず10回時間切れ引き分け。しかしこれで3位に浮上した。
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 混み合う球場周辺を歩いて海浜幕張駅へ。千葉みなと駅近くの東横インを楽天トラベルを通じて予約した。
 ホテルは徒歩1分のところにある。22時30分に着いた。フロントはこの時間でも混み合っている。マリーンズ観戦客もいる。
 東横インの部屋はどこも同じだが、高品質である。エアコンが自分の部屋のと同じタイプなのは笑った。
 明日のスケジュールを検討して0時30分に寝る。


7月17日(日) 晴
千葉みなと7:11(京葉線)蘇我7:19(内房線)7:30五井7:50(小湊鐵道)上総中野9:02(いすみ鉄道)10:00大原10:22(特急わかしお10号)海浜幕張(京葉線快速)南船橋11:40(武蔵野線)12:05南流山12:21(つくばエクスプレス快速)12:45つくば[つくばシャトルバス]筑波神社前・宮脇13:00(筑波鋼索鉄道)筑波山頂・女体山14:00(筑波ロープウェイ)つつじヶ丘[つくばシャトルバス]沼田・筑波山口[タクシー]下館1645(真岡鉄道)真岡(真岡鉄道)茂木(真岡鉄道)下館
乗り換え数13

 エアコンの設定温度が高すぎて深夜に目を覚ました。6時45分起床。モーニングコールは鳴らなかった。昨晩のうちに準備していたので、すぐに着替えてロビーの朝食へ。7時開始の3分前だがもうすでに6人の客がいる。おにぎりと味噌汁とコーヒー。少しはおかずが増えたが私はもうこれで十分である。
 7時7分にチェックアウトすると駅へ直行。千葉みなと駅の階段を駆け上がると、7時11分発の蘇我行きが入線してきた。
 蘇我7時19分発の内房線は6両編成。千葉の女子高生はガラが悪い。校名は確か「Tokan」と書いてあったと記憶する。
 五井に着いた。蘇我より先は周遊きっぷの範囲外で乗り越し運賃を払わねばならない。しかし小湊鉄道の切符売り場は改札内にある。普通のきっぷならばJRの改札外でも売っているだろうが、私はいすみ鉄道とのジョイントきっぷ「南房総横断きっぷ」を買うつもりだ。精算のことを気にしつつ、跨線橋の下にある小湊鉄道のきっぷうりばに向かう。「南房総横断きっぷ」は無事に手に入った。JRの精算もここで行われ190円徴収された。領収証代わりに発行されたのが、小湊鉄道の車内乗車券でこれはトクした気分になった。
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 2両編成の気動車がすでに待っている。外は暑いのでエアコンのある車内で待つ人が多い。跨線橋の柱はサッカーチームジェフユナイテッドのチームカラーに塗られている。かつてはこの五井から徒歩15分のところにある市原臨海競技場を本拠地にしていた。あまりの遠さと設備の悪さでファンの無満は爆発し「臨界競技場」などと言われていた。結局千葉市蘇我にできた球技場に移転してしまった。
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 ほぼロングシートの座席定員で7時50分に発車した。車掌は男女それぞれ1名乗っている。先頭に自転車を積んだサイクラー、そして養老滝などでハイキングを楽しむ人、少数の地元客以外の過半数がこの小湊鉄道とそれに続くいすみ鉄道に乗るためだけの鉄道ヲタクだ。彼らは落ち着きなくカメラや動画撮影、ICレコーダーによるディーゼルエンジン走行音、肉声アナウンスなどの録音に余念がない。
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 馬立あたりから沿線に田園が広がり、牛久で対向待ち。ここで10数人の客が降りた。
 里見駅の旧い駅舎内で炊き出しをやっていた。なんのイベントがあるのだろうか。飯給あたりから山間部でトンネルもある。サイクラーとハイキングは養老渓谷で降り、車内はヲタクだけになった。ここで乗車券チェック。
 終点の下総中野着。鉄道ヲタクどもは小湊鉄道といすみ鉄道の車両が並んでいるところを撮ろうと、同じ位置に殺到する。ヲタクの誰かが自虐的に言った「どこの団体さんかと思ったらみんな個人客」という言葉に激しく同意した。
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 邪魔なヲタクがいなくなるまでいすみ鉄道の車両撮影を控えていたので、ドアが閉まりそうになって慌てて乗り込んだ。ここでの乗り換えは30分程度取った方がグッズの売り上げも増えて好都合だろう。
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 ギリギリで乗り込んだので座れなかった。すでに立ち席状態で後方に立った。車両はイスミ207。オールロングシートの単行ディーゼルカー。最後方にはビデオ撮影しているヲタクがいるので邪魔だった。いすみ鉄道はムーミンのプロダクションと提携していて、各車両にムーミンの各キャラクターが描かれ、それぞれの名前が付けられている。後方のデッキには「ムーミンのご先祖様」の縫いぐるみが座っていた。
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 ある駅に停車中、大きなトンボが舞い込み、つり革に停まった。結局終点の大原までそこにいた。
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 中間の大多喜駅で対向。ここは車両基地になっていて長時間停車。基地には「急行そとぼう」のヘッドマークをあげた、朱色クリーム色の旧国鉄色の車両が停まっていた。ただし先頭の一部しか見えなかった。ここで4割の客が降りた。
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 大多喜の駅名票の上には「デンタルサポート」とあるが、歯医者がどうしたというのだろう。
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 ここからは座ることができた。並行道路も整備されていて、大原方面から首都圏への短絡ルートにもなり得ない。客が減るのは当たり前だ。首都圏から近い非電化路線で今日のように好事家の集まる路線となっているが、根本的に需要が少ないため今後とも経営は厳しいだろう。
 国吉あたりは開けていてコンビニやコメリがある。上総東で対向待ち。乗客は駅に着くたびに減っていって、終点の大原に着いた時には22人となっていた。
 大原駅のいすみ鉄道の改札近くには同鉄道の売店がある。昔懐かしい、瓶入りのコカコーラも売っていた。
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↑いすみ鉄道の売店
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↑車両風に塗られた自販機
 10時22分発の特急わかしお10号に乗る。普通列車では間に合わないのである。周遊きっぷ外なので蘇我までの乗車券と特急券が必要だ。6号車の後方に座っていると、すぐに検札が来た。
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↑大原駅(東京方面)
 ビューわかしおの車両でそれなりに快適だが、実によく揺れる。それでも普通列車より快適である。ジョルダンの乗り換え案内では蘇我で乗り換えるのを推奨されたが、この快適さは捨てがたいので、そのまま海浜幕張まで乗ることにした。車掌がふたたびやって来た。蘇我で降りるはずなのに何故いるのかという感じだった。周遊きっぷはゾーン内では特急自由席に乗れるのである。車掌は周遊きっぷに小さな字で書かれたその文言を確認して去っていった。
 海浜幕張で後続の快速を待つ。これは蘇我で乗り換えるはずだった列車である。これで南船橋まで乗る。ここで11時40分発の武蔵野線に乗り換える。待ち時間が18分あるので、駅ナカのBECK'S COFFEE SHOPで軽い昼食を取る。南流山で降りる。
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 12時05分南流山駅に到着する頃、ホームの先端にカメラの放列が待ち構えていた。何事かと思って私もそちらに向かうと、EF81に牽引された2両の茶色の旧型客車が同駅の中線に停車した。カメラの電池を慌てて交換し動画に納めた。これは思わぬ幸運である。
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 ここからはつくばエクスプレスに乗る。同線の南流山駅は地下にある。11時21分発つくば行き快速に乗る。後方のクロスシート車に座る。ほぼ1ボックスに1名といった乗車率だ。とても速く走っているように感じるが125km/hに過ぎないという。将来は160km/hするというから楽しみである。現在の東京側の終着駅は秋葉原だが、東京に延長する構想がある。私としてはカラーリングが似ている京葉線と直通すればいいと思う。
 隣のボックスではipadを開いてノートを開いている学生か研究者。研究都市つくばらしい光景だ。
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 終点のつくばに着いた。ここに来るのは6年ぶりである。ちょうど太陽が真上にあって暑い。ここから関東鉄道により筑波山方面のシャトルバスが運行している。乗り場は1番ですでに客待ち。14人の客を乗せて、13時0分にバスが出発。コンビニやチェーン店が沿道に並ぶが生活臭が感じられない。13時13分、高エネルギー加速器研究所を通過。いかにも筑波らしい施設だ。ここを過ぎるとローカル色を増して生活臭が感じられるようになる。右手に筑波山が見える。
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 沼田停留所を過ぎると山道になって車内が揺れる。注意を喚起するアナウンス。
 13時37分、筑波神社前に着いた。パスモは使えないので現金で支払う。お目当ての筑波ケーブル線はここから歩いて15分ほどのところにある宮脇駅から出ている。
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↑スペースシャトルも運用が終わった
 昨日に続いて山道を登る。降りてくる人も多い。やがて筑波山神社に到着。境内では筑波名物ガマの油の実演をしている。
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 駅はこの神社の本殿のさらに上にある。まずはお参りを済ませる。、
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 13時51分に駅に着いた。
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次のケーブルカーは14時00分発。車内には冷房はなく、風も通っていないため酷く暑い。満員の客を乗せて発車。
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 筑波山頂駅に着いた。駅の出たところに展望台があり、西側を一望できる。地平線近くは霞んでいるが絶景である。駅前は砂利の広場になっていて土産物店が連ねている。ハイキングに来ている人が多い。おそらく首都圏ではこの筑波と奥多摩がメッカではなかろうか。
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 このままケーブルカーで降りてもいいのだが、反対側にロープウェイがあるのでそれを利用しようと思う。岩で足場の悪い山道を15分ほど歩いて、女体山駅に到着した。この駅の下に展望台があって、こちらからは東側が一望できる。一番目立つのは霞ヶ浦である。
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 自販機で切符を買って、ロープウェイを待つ。改札口を吹き抜ける風が涼しい。改札口には「スイス製ロープウェイ」とある。たしかにスイスによく見かけるような赤いゴンドラである。定員は70名。所要時間6分である。立って景色を眺めた。眺望ということに関しては、ロープウェイはケーブルカーに勝る。しかも鉄塔以外は駅間の地上設備は不要なので、建設費も安く、環境破壊も少ない。そのため昭和40年台以降新たに建設されたケーブルカーはない。
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 つつじヶ丘駅に着いた。季節柄ツツジは見当たらない。ホームを降りると土産物店を通る仕掛けになっている。京成のホテルがあるほか広い駐車スペースがあって、クルマで来た人はこちらがメインルートとなっている。
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↑やってきたシャトルバス
 15時05分シャトルバスに乗る。ずっと暑いところにいたのでエアコンのありがたみを実感。曲がりくねった道を降りる。後ろの男女は初めてのデートなのか、やたら丁寧な言葉で会話している。男性はデザイナーなのにiphoneを使いこなせないという。
 15時30分沼田で降りた。
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↑沼田バス停
 降りたのは私だけだ。ここで降りたのはこのままつくばに戻ったところで、下館に出るには遠回りになることだ。あらかじめ調べた時刻によると、土浦行きのバスに乗って北条で降り、そこから下妻行きのバスに乗り換え、そこから関東鉄道で下館に行くのが一番安いルートだ。しかし時刻表を見ても連絡は極めて悪く、今日の明るいうちに真岡鉄道に乗れない。沼田停留所の周辺はSave onというコンビニがある以外特に何もないところである。停留所の地図に従って筑波山口に向かった。数ヶ月前までは先ほどのシャトルバスも筑波山口を経由してして土浦からの客を受けていたが、乗客が減少してルート変更したのである。歩いて5分のところに筑波山口があった。停留所というよりもバスターミナルで営業所もある。ちょうど土浦からのバスが到着した。しかし時刻表を見ても北条という文字が見当たらない。
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↑筑波山口バスターミナル
 私はタクシーで下館に向かうことにした。ちょうど営業の前に黒塗りのタクシーが停まっている。運賃表もあって4800円が目安だという。しかしグズグズしているうちにそのタクシーはどこかに行ってしまった。流しのタクシーはいない。しかしバス停の近くに植松タクシーと書かれたタクシー会社があった。クルマが数台並べられていて、控え室には数人に運転手が詰めている。
 15時45分、阪急電車のような茶色のクラウンに乗り込む。16時10分下館駅に着いた。気になる運賃は4850円。たった25分の乗車で割高に感じてしまう。
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↑タクシーなんて贅沢だ!
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↑下館駅
 次の真岡鉄道の茂木行きは16時45分発。まだ時間があるので下館駅前を散策する。まず正面のSATYは閉店したらしく、代わりに筑西市役所スピカ庁舎となっている。
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↑筑西市役所スピカ庁舎
 近くに加波山事件首謀者の墓があるというので行ってみた。明治時代の自由民権運動家だけに建立されたのは戦後になってかららしい。それにしてはもっと古くからあるような気がする。
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↑加波山事件(日教組はこれをはずせまい)
 駅に戻る。真岡までの乗車券を券売機で購入。
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↑真岡鉄道の車両
 真岡鉄道は切り欠いたホームの端にある。緑色ベースに下部に赤帯の入った単行ディーゼルカー。もちろんワンマン運転である。乗客は地元高校生2名、SL目当ての家族連れ3名、奇妙な古いカメラを持ったカップルの8名。カップルと書いたが、どうやらカメラマンとモデルらしかった。モデルを向かいのロングシートに座らせて、カメラマンは座った脚の間にハッセルブラッドのようなカメラを構える。特にポーズをとらず、自由に撮っている感じだ。モデルの持っているカメラも革張りの年季の入ったコンパクトだ。
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↑車内(奇妙なカメラがわかりますか?)
 久下田で2名降りて2名乗り、寺内で2名降りた。真岡到着。ここで一旦下車する。
 真岡はその名のとおり真岡鉄道の中心となる街で車両基地もここにある。しかし真岡は栃木県、下館は茨城県であり、お互いの交流は少ない。逆に宇都宮方面に伸びていれば、おそらく第三セクター化はなかったと思われる。実際の旅客流動に合っていないこの線は、第三セクターとなっても乗客が増えることはなかった。沿線の観光資源も乏しい。そこで考えられたのは蒸気機関車の運行である。それに賭ける思いからか、ここ真岡駅の駅舎はSLを模した奇抜な形をしている。それを見たかったというのが真岡で降りた理由のひとつである。
 駅舎を一通り撮影する。夕陽で光線がちょうどいい具合だ。もう観光案内所は閉まっているし、SLグッズを扱う売店も同様である。関東地区では静岡の大井川鉄道と埼玉の秩父鉄道が不定期にSL列車を走らせているが、いずれも電化路線で架線が邪魔である。その点真岡鉄道は架線がなく、SLらしい写真を撮ることができる。真岡鉄道はここを強調して宣伝する必要がある。ただし撮影目的の人はクルマで来ることが多く、真岡鉄道の収益にならないので、車両もひと工夫して乗りたくなるようにしなければならない。
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↑真岡駅本屋(デザインはいいと思う)
 茂木までの乗車券は券売機で買った。できれば硬券が欲しかったがそれはなかった。
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↑駅舎内
 駅舎内ではレンタカーで事故した家族が関係各所に連絡していた。
 跨線橋に貼ってあった「ふるさと昔話」や「知れば知るほど誇れる仕事」という自衛隊のポスターを撮影した。
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↑自衛隊募集中
 17時47分発で茂木に向かう。12人の客がいた。西田井で対向待ち5分。市塙でも対向。ここで一気に降りて客は4人になった。18時29分終点の茂木に到着。乗客の一人は不自由な足で電話ボックスに向かい迎えをよこしていた。もう一人は私と同じヲタクで、彼は私と同じ列車で折り返すことになるだろう。
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↑茂木駅舎
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↑茂木駅ホーム(転車台が見える)
 あたりはまだ明るさが残っていた。構内には転車台がある。駅員はもういなかった。ここから宇都宮方面のバスが出ているはずだが、もう今日中のバスはない。やがてJRバスはやって来たが、駅舎の横で待機した。
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↑このバス朝までここにいるのか?
 18時55分発で折り返す。予想通り客は2人だけだった。20時03分の下館到着までに、作業服を着た男とヤンキー娘4名が乗り込んだ。運賃は車内で精算し、整理券発行機から精算済み票を受け取る。
 下館駅の南口から降りる。こちらは関東鉄道が管理している。南口は北口ほど栄えていないが、予約した「ホテル新東」はこちらにある。
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↑下館南口の跨線橋にあった昭和な広告
 食事処を物色してからホテルに入る。楽天トラベルで高評価が得られてるだけあって設備はいい。
 20時35分、喜多方老麺「里の蔵」に入る。客はそこそこ入っている。頼んだ味噌ラーメンは麺はともかくスープが温く感じた。
 その後ファミリーマートで部屋呑み用のビールと朝食を買う。21時30分にホテルに戻る。
 洗濯をして、風呂に入り、部屋の冷蔵庫で冷やしていたビールを飲む。23時30分に寝る。空調がうるさい。


7月18日(月) 晴
下館7:02(水戸線)小山7:57(両毛線)8:24佐野8:33(東武佐野線)葛生8:56(東武佐野線)館林10:13(東武小泉線)10:31西小泉[タクシー]太田12:14(東武小泉線)12:23東小泉12:38(東武小泉線)12:51館林12:56(東武伊勢崎線)13:05羽生13:36(秩父鉄道)15:36三峯口15:44(秩父鉄道)16:05御花畑・西武秩父16:30(西武秩父線)17:16東飯能17:20(八高線)17:30高麗川17:36(八高線)17:46越生18:01(東武越生線)18:19坂戸18:25(東武東上線)18:52朝霞台・北朝霞19:00(武蔵野線)19:18西国分寺(中央線)19:30立川


 1時00分に目覚め、その後も断続的に目が覚めるも607に起きる。窓から朝日が照りつける。
 テレビのスイッチを入れると、サッカー女子ワールドカップの決勝で日本とアメリカがPK戦をやっていた。日本のゴールキーパーが2本止めて、次に日本が決めれば優勝という場面だった。日本の選手がゴールマウスの左隅に決めて、日本が歓喜の初優勝を果たした。ライブでこの瞬間を見れて嬉しかった。日本中がこの瞬間を共有したはずなのに、「今日はいいことありそうだ」と思ってしまう。現実は誰かが幸福になるには誰かが不幸になる。
 別のチャンネル。中国の平遙古城五台山をやっていた。ここに行きたくなった。
 6時40分にチェックアウトした。関東鉄道の改札機を通ったのでSuicaは2回タッチした。7時02分発の小山行きに乗る。
 小山に着いた。しかし工事中で乗り換えは大きく迂回させられ、予定していた両毛線に乗り遅れ、約30分後の7時57分発に乗ることになった。しかし乗り遅れてなくても最終的に御嶽ケーブルに乗れないことが判明した。Ezwebの乗り換え案内をアクセスして計画変更。
 両毛線は107系。低性能のロングシート車である。向かいには國學院栃木のハンドボール部の女子高生。サッカー女子ワールドカップで日本が優勝したことを知り、「これから女子は注目されるよねええ」と言っていた。確かにしばらくはなでしこリーグも客が入ることだろう。
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 佐野で降りて東武鉄道佐野線に乗り換える。葛生行きは2両編成のワンマンカー。モハ8574。18人の客が乗っている。ゴルフクラブバッグを二脚で置いた高校生は佐野日大。高校野球で聞いたことがある。彼は吉水で降りた。ここで客は7人になり、13パーミルの勾配を登り、終点の葛生には5人残った。線路先にはセメント工場がある。
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↑葛生駅
 駅前を撮影して、折り返し電車に乗る。佐野を過ぎてから徐々に乗客が増えて、終点の館林に着く頃には25名ぐらいの乗客を数えていた。渡良瀬川の鉄橋の撮影に失敗したのはちょっと悔やまれた。
 館林市はしばしば関東最高気温を記録するところでこの時間にして暑い。改札口の風鈴が暑さを癒してくれる。ここでは45分待ちである。駅前を少し歩いて戻ってきた。
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 10時13分発の西小泉行きのワンマンカーに乗る。20人ぐらいの乗客が乗っていた。平凡な地方都市沿線を通って終点の西小泉に到着。改札を出て駅前風景を眺めていると、突然案内放送もなくドアが閉まって発車した。次の電車は1時間後。あとのスケジュールを変更。まだどうするか迷っていたので、tとりあえず駅前を散策。ブラジル人向けの店がある。おそらくスバル関連の工場で働く人向けなのだろう。
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↑西小泉駅
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↑ブラジル人向け
 タクシーで太田まで行くことにした。距離は4キロほど。これに乗れば、先ほどの乗り遅れは取り戻せる。何故そこまで拘るかというと、当初の予定ならば、秩父鉄道で急行とSLに乗れるからであった。
 タクシーは10時52分にスバルの工場を抜けて、10時57分に立派な高架の太田駅に到着した。運転手はメーターを早い目に倒し、1860円の運賃を支払った。
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↑太田駅(駅舎前にあるのはミスト噴出装置)
 11時16分発の東小泉行きは余裕で間に合った。早い目にホームに上がる。そのホームの自販機のペットボトルは売り切れだったので、隣のホームに上がって買った。
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↑この写真を撮ったがためにスケジュールがズタズタ
 やがて電車が到着した。乗客が降りるのを待って電車を撮影すると、またも何の放送もなくドアが閉まった。閉まったドアの前でしばらく立ったが開かなかった。西小泉での失態に続く、何とも恥ずかしい限りの不手際で、SLに乗る可能性がなくなった。タクシーに乗ったことも無駄になった。次は12時14分。ホームのベンチで待った。絶望の中、再度の計画変更。しかし退屈しなかった。
 さすがに今度は乗り遅れなかった。わずか9分で東小泉に到着。これで小泉線は完乗。ここでの連絡も悪い。さっき館林から乗ってきた西小泉行きが終点まで行き、それが戻ってくるのに乗るわけである。4人の客が待った。
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↑東小泉駅にて
 やって来た電車には13人の客。
 館林発久喜行きに乗る。ここまで乗ってきた東武線の車両は昭和時代に造られたものばかりであったが、初めて平成生まれの車両に乗れた35608型と表記されている。日差しはあるものの曇ってきた。
 首都圏では電力統制令が出されている。蛍光灯は一部外されているし、高架橋の下など一時的に暗くなるところを走る場合でも車内灯は点灯しない。
 東武沿線はどこも殺風景で印象に残っていない。
 羽生に着いた。秩父鉄道の始発駅である。駅舎は橋上駅になっていて高校生がたむろしている。
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↑羽生駅
 秩父鉄道の一日乗車券を手に入れる。運賃は1400円。ただし単純往復なので数十円しかトクにならない。腹も心細くなったので何か食べたい。郵便局の近くに日替わりランチがあったが、今度は乗り遅れるわけにいかない。コンビニもない。反対側の出口は全くの商業施設がない。仕方なく、東武のキヨスクであまり旨くなさそうなパンとコアラのマーチを買った。
 4番ホームで待っていると、13時31分三峰口行きが入線してきた。3両編成で元東急のステンレスカーでコルゲーションの少ない比較的新しいタイプだ。車番は7701。
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↑元東急車
 発車前にパンを食べる。ロングシートなので面白くない。
 予想通り熊谷で乗客が入れ替わった。東武東上線が接続する寄居でほとんど降りて乗客は10人以下になった。
 代表的な景勝地でハイキングやキャンプのメッカである長瀞で乗り込みがあって、座席は80%埋まった。
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↑河原でバーベキューかな?
 子供が「扇風機なのに涼しい」と言っていたが、ちゃんとエアコンも動いてる。
 皆野でSL列車と対向。列車は空いていた。乗車率は半分ぐらいだ。景気よく汽笛を鳴らして出発する。あの太田でのチョンボがなければ、乗れていたのに残念である。
 和銅黒谷は日本最初の通貨「和同開珎」と縁があるらしく、大きな石碑がホームに置かれている。これを撮ろうとしたらドアが閉まった。
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↑閉まりかけたドアから和同開珎
 秩父は熊谷を除けば沿線で最も賑やかだ。
 西武秩父と連絡する御花畑で一気に降りて、乗客再び10人以下になった。
 影森を過ぎると一気にスピードが落ちた。武州日野で4人降りて、ついに乗客が5人に。沿線は河原ではバーベキューをやっている人が多い。道の駅「あらかわ」はそれなりに賑わっている。秩父はクルマで来る人が多いようだ。
 終点三峰口着。ここは秩父湖などへのハイキングの入り口となるのだが、もう夕方なので帰る人だけだ。
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↑隣は元都営三田線
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↑三峰口駅舎
 折り返しの電車は乗ってきた電車ではなく、隣のホームに停まっていたスカイブルーの3両編成だ。元国鉄101系。昭和36年川崎重工製の銘板。デハ1001となっている。何故か真ん中の車両のみエアコンがない。
 7人の乗客は私の地元のオバチャン以外は、サイクラーかハイカーだ。
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↑デハ1001は国鉄時代の内装のまま
 御花畑で降りる。西武秩父まで踏切を渡って徒歩10分。雨が降り始めた。
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↑御花畑駅
 西武秩父駅には仲見世通りという土産物店街がある。それなりに賑わっていた。土産物はかさばるので観光客としては旅行の最後に買いたいという気持ちが働く。その心理をついているのだろう。20年ほど前ここに来た時にも、仲見世通りがあったはずだが全然覚えていない。しかし当時の日記を見ると「およそ観光に必要なものは揃っている」と書いているから、ここを通っていたのだろう。
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↑仲見世通り
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↑西武秩父駅
 ちょっと小腹が空いたので、「秩父もち」というのを買って食べた。2個250円。
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 秩父線で東飯能に向かう。1630発の快速急行。行楽帰りの客でほぼ半分の席が埋まっていた。さすがに眠くなってきた。東飯能でJR八高線に乗り換え。隣の高麗川駅まで乗る。モハ208-3004。
 八高線は八王子と高麗川までは電化され、川越線の川越まで乗り入れをして、事実上川越線の延長線として機能している。しかし高麗川から高崎方面は非電化のまま残され、ローカル線のままとなっている。
 高麗川は国鉄型の配線。跨線橋を渡って、JR東日本の標準ディーゼルカーキハ110型の小川町行きに乗る。2両編成で乗ったのはキハ111-208。ドアは半自動扱いになっていた。2+1シートの一人掛けに座る。乗客は8人だけだった。弓道の弓と思われる長い物を持った女学生がいる。
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↑高麗川にて
 日本中の電車に乗ったが、鉄道の乗客には女性が多い。クルマを持っていないとか、体力的に自転車に乗るには遠いとかそんな理由で利用しているように思う。鉄道趣味は圧倒的に男性が多い世界であった。しかしこのところ女性の鉄道ファンが明らかに増えている。女性は潜在的に利用が多いから当然の流れだと思うようになった。
 高麗川を出ると高崎方面と川越方面の間に途切れた線路がある。かつてあった貨物線の名残である。
 越生で降りる。ここから東武越生線に乗る。東飯能からここまでSuicaを利用してきたので、一旦改札の外に出る。ここからSuicaで東武線に乗るには、JRの改札口で一旦タッチしてから、跨線橋に設置している簡易端末にタッチすることになる。
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↑越生駅舎
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↑跨線橋の簡易端末
 越生線は4両編成のワンマンカーである。初めての線を明るいうちに乗り終えることができてよかった。といっても印象的な景色は何もない。乗客は終点の坂戸に向かって漸増し、最終的には座席の半分は埋まっていた。
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↑坂戸行きワンマンカー
 坂戸からは東上線18時35分発急行池袋行きに乗る。10両編成なのに、車両の端に辛うじて座れた。隣の女性は英語の本を読んでいる。しかし1ページ目からほとんど進まない。ひょっとすると管理人のような男前が隣に座って勉強に集中できなかったのかもしれない。そんなことはないよ!(ビンタ)!朝霞台で降りてJR武蔵野線の北朝霞に乗り換え。
 特にモタモタしていたわけでないのに、ジョルダンの乗り換え案内に示された18時55分発に間に合わなかった。ジョルダンの乗り換え時間は実際の流動を考慮しているわけではないことを知った。あれだった走らないと間に合わないだろう。
 しかし5分後の19時00分には次の電車が来た。座れなかった。19時20分西国分寺着。空はすでに鉛色だ。
 中央線に乗り換えて19時30分立川着。
 予約していた立川ロイヤルオーセンティックはかなり迷った。楽天トラベルで提供される地図はとてもわかりにくく要改善である。
 20時05分ホテル着。通常料金は8400円だが、特別料金で3900円だ。雑然とした街の中にあるものの、フロントの教育や調度品もしっかりしている印象。フロント氏は電卓で「3900」と打ち込み、「お客様の料金はこのようになっております」と申し出た。あまり他人に聞かれたくない料金プランなのだろう。
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↑ホテルのエレベータ
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↑見た目は普通の室内
 シャワーで汚い汗を流して、20時45分に外出。刺身を食べたい気分だったので、刺身居酒屋「うおや一丁」に入った。カウンターに通された。刺身も焼きそばトルティーアというピザ風の食べ物もまあイケたが、如何せん持ってくるのが遅すぎる。となりの単身出張らしい男も苛ついているようだった。
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 そんなわけで長居したくなくなって、21時45分にそこを出た。コンビニでスイーツを買って、これを食べながら明日の計画を立てる。LANケーブルはフロントで借りた。わかったことはどうやら関東の完乗は難しそうということであった。
 0時00分前に寝た。

7月19日(火) 雨
立川6:10(青梅線)青梅6:47(青梅線・中央線)お茶の水(総武線)亀戸(東武亀戸線)曳舟8:36(東武伊勢崎線)西新井8:52(大師線)大師前9:27(大師線)9:29西新井(東武伊勢崎線)北千住9:43(常磐線)取手10:34(常磐線)佐貫10:53(関東鉄道竜ヶ崎線)竜ヶ崎11:05(関東鉄道竜ヶ崎線)11:12佐貫11:17(常磐線)松戸11:53(新京成電鉄)京成津田沼12:53(新京成電鉄)新津田沼・津田沼13:21(総武線)秋葉原(山手線)14:00上野・【上野動物園西園-東園】上野(京浜東北線)東京16:00(東海道新幹線のぞみ)新大阪(東海道)大阪(環状線)天王寺1945(阪和線快速)和歌山

 3時00分に目が覚め、5時00分に起きた。なかなかいいホテルだった。3900円は安い。
 朝食は吉野家で納豆定食。今や加齢で食欲が減退した私の朝食はこの程度で十分である。席を立つと強い雨が降っていた。6時10分発の奥多摩行きに乗る。青梅の手前で「青梅御嶽間で規定値の雨量に達したため、青梅にて運転中止とさせていただきます」とのこと。そのような状況では御嶽ケーブル線が動いているはずもなく、今回の関東遠征で完乗を達成する可能性はなくなった。今後の関東遠征には台風や大雨の可能性がない時に行く必要がある。
 向かいのホームに停まっている6時47分発の東京行き快速で折り返す。今日は平日、ラッシュの最中に乗ることになる。
 8時12分、お茶の水で総武緩行線に乗り換えた。亀戸で降りる。少しばかり離れたところにある東武亀戸駅に向かい、亀戸線に乗る。ワンマンカー2両編成。まだラッシュ時のはずだが混雑度が低い。一番前の車両に乗り前方の景色を動画撮影。
 曳舟で東武浅草線と接続する。8時36分発の久喜行き区間急行に乗って西新井へ。この電車は通勤帰りだから空いているが、浅草行きも空いている。会社勤めの人は半蔵門線か日比谷線に乗り入れるのだろう。
 西新井から大師線が分岐している。1駅なので大師前は無人化し、運賃の収受は西新井で行う。大師線のホームに下りる階段に手前に改札口がある。852発で大師前へ。高架線から下町を眼下に大師前に到着。これで東武線は全線完乗。
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↑ドーム状の大師前駅
 無人駅とはいえ、近隣の西新井大師の参拝客をさばくためがホームは広く屋根もドーム状になっている。高架駅には確かに改札口はなく、改札跡らしき場所とホームへの階段の間に歯医者がある。西新井大師こと総持寺は駅を出て右側に見えている。せっかくだから参拝しよう。小雨が降る中、本堂で読経。納経帳の記帳は本堂の裏にあるというので進むと、事務所らしき建物があり、「ご用の方はこのボタンを押してください」とある。ボタンを押すと、作務衣を着た若い女性が現れ、納経帳を預かっていって中に戻った。「お釣りがないようにお願いします」と書いている割には、価格を明示していない。
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↑西新井大師こと総持寺
 帰りは大門から出る。平日とはいえまだ人出には早い。まだ閑散としているが、だるま屋があったのでカメラでパチリ。
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 9時27分発の西新井行きで戻る。9時29分発の区間急行は4分遅れて9時33分に乗る。北千住でJR常磐線に乗り換え、9時43分発の取手行き快速に乗る。取手で10時34分発の水戸行きに乗る。取手から先は周遊きっぷの範囲外なので、一旦出てICOCAで佐貫までの乗車券を買う。佐貫に着く頃雨は強くなった。関東鉄道の佐貫駅は100mほど離れたところにある。ただし雨に濡れることはない。Suicaが使える。
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 10時53分発の竜ヶ崎行きは単行ディーゼルカー。14名の客を乗せて出発。唯一の途中駅入地の乗降はなかった。古色蒼然とした無人駅。時刻表は看板書きだ。竜ヶ崎駅到着。駅前の写真を撮って折り返す。バスターミナルからはコミューターバスも出ていて竜ヶ崎市の拠点となっている。駅の看板はレトロな毛筆体だ。この年竜ヶ崎線は開業110年を迎えていた。
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 折り返しは19名の客。入地で乗り降り±1人。
 11時17分発特別快速で松戸へ。松戸からは新京成電鉄に乗る。かつて新鎌ヶ谷からここまで乗った記録があるが、まるで覚えていない。
 11時53分発の京成津田沼行きに乗る。新京成はただでさえカーブが多くてスピードがでないのに、節電のため速度を落として運転するとのこと。クリーム色に茶色の帯。相鉄線と同様、車内に鏡がある。親会社の京成よりもセンスがいい。
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 カーブが多いためゆっくりと走る。カーブが多いのは、新京成電鉄がもともと鉄道連隊の演習用に敷設したのを流用したためだ。
 新鎌ヶ谷付近は高架工事中。約半数はJR津田沼駅に近い新津田沼で降りる。次の予定のためには私もここで乗り換えるのが便利なのだが、全線完乗のために京成津田沼まで乗る。12時40分着。
 新京成電鉄の改札は京成電鉄内にあって、Suicaは双方の改札に2回タッチすることになる。
 12時53分発の折り返しに乗って、新津田沼で降りる。雨の中5分ほど歩いてJR津田沼駅着。この駅前は見覚えがある。この駅前のカプセルホテルに泊まり、あまりの設備の貧弱さに閉口した記憶がある。まだ営業をしているようである。
 昼食はマクドナルド。マックのハンバーガーなんて全然美味しくなく、栄養も最低なのに、旅行に行くとついつい食べてしまう。食事中は激しい雨ながら、食べ終わると弱くなっていた。13時21分発の総武緩行線に乗って秋葉原経由で上野に14時00分着。
 上野に来たのは、上野動物園に行くためである。もちろんパンダやライオンといった動物を見たい気持ちもあるが、主目的は園内で運転している懸垂型モノレールである。これが鉄道事業法に基づいて運営されているので、完乗の対象となるのである。
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 上野動物園は過去東京には何度も来ているのに初めての来園である。入場料は600円。平日、しかも雨天とあって入場者はまばら。売店の売り子も手持ち無沙汰だ。しかしはいってすぐのところにあったパンダ館はさすがに人気がある。しかし空いているので障害者用の最前列以外どこからでも見れる。パンダは動物園では基本的に眠っていて、たまに動いて歓声が上がるのがお約束である。雄のパンダは丸太の机の前に身を乗り出し、完全に伸びて動かなくなっている。
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↑パンダ舎は入口からすぐ
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↑講義中居眠りする学生みたい
 ゾウは比較的活発に動いている。あとアシカも見ている人を楽しませるように、ぐるりと一回転してターンするので面白い。一部園内工事中で必ずしも効率的に回れなかった。檻か窓を通して見るのでどうしても臨場感に欠けてしまう。古いタイプの動物園である。
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 さて、目的のモノレールに乗る。このモノレールは園内を見下ろしながら走るので人気があり、僅か500mの短い距離で歩いた方が早いと思うのに、休日では行列ができているのが常らしい。
 しかし今日は平日。乗客は外国人観光客4人組と、女2人組の7人のみ。古手の券売機で乗車券150円を買う。整理券のようなきっぷで、モノレールの乗車前にすぐに回収される。
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 モノレールいや東京都懸垂電車はジャングルの中を進んでいるような感じだ。ほとんど遊園地の豆汽車と同じである。
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 15時10分に動物園を退園。京浜東北線大船行きで東京へ。東北縦貫線の建設が進んでいる。
 未乗線の東急池上線と都営浅草線の泉岳寺ー西馬込間に乗る時間があるのだが、台風が接近し、関西に直撃する可能性があるので、急いで帰ることにした。
 東京駅に着いた。職場と家へのお土産は「衣しゃ」にした。パソコンの電源が確保できる窓際の座席が欲しくて、N700系で運行させる16時00分発ののぞみ237号まで待った。
 駅弁は深川めしを買った。12号車2A席に座った。
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 パソコン入力を開始。車内は退屈だろうと持ってきたTOEICの攻略本は1回開いただけだった。本気で英語を勉強する気はないらしい。
 東京を出発してまもなく、「3号車に急病人。医者か看護師の方おられませんか」とのアナウンス。その後熱海で緊急停車し病院に搬送するとのこと。16時40分に熱海に停車。4分遅れで発車した。小田原付近が雨が強かった。
 17時30分頃弁当を食べる。
 列車は名古屋で遅れを取り戻した。しかし駆け込み乗車があって2分遅れてしまった。放送で説教されていた。しかし駆け込んだ人の気持ちはわかる。
 おそらく定刻で新大阪に着いたと思う。緩行線で大阪へ。紀州路快速には座れないであろうから、環状線で天王寺へ出て、始発の快速に乗ることにした。30分帰宅が遅くなるが、なにより座りたい。
 天王寺で果汁グミとジュースを買って乗り込む。
 21時過ぎにに帰宅。

8月7日(日) 晴
関西空港7:00【日本航空】羽田空港・羽田空港第2ターミナル8:13(東京モノレール)天空橋(京急空港線)京急蒲田・蒲田8:56(東急池上線)五反田9:31(都営浅草線)西馬込(都営浅草線)泉岳寺・品川10:36(山手線)10:54新宿11:21(中央線青梅特快)12:21青梅12:25(青梅線)12:44御嶽[西東京バス]ケーブル下・宮脇(御岳ケーブル)御岳山(御岳ケーブル)宮脇・ケーブル下[西東京バス]御岳14:00(青梅線)14:19青梅14:28(中央線青梅特快)15:27新宿15:30(湘南新宿ライン)16:16大船16:25(東海道線)17:32熱海17:46(こだま673号)19:16豊橋19:19(東海道線)大垣(東海道線)21:39米原21:40(東海道線)22:15野洲22:20(東海道新快速)23:20大阪23:30(環状阪和線)日根野(阪和線)和歌山

 7月に乗り損ねた関東地区の3線区に乗ることにした。今回は日帰りで行くことにした。往路のみ飛行機を利用。それ以外は青春18きっぷを利用した。しかし東京から和歌山まで普通列車では日着は無理なので、後述する「ワープ」を行うことにする。
 5時00分起床。何も食べずに出発。日根野乗り換えで関西空港へ。日本航空に乗るのは久しぶりである。時間があるので、チェックインを済ませてから、国際線カウンターに行ってみる。全体的に暗い雰囲気だ。
 保安検査ではポケットのカメラに反応した。
 22番ゲートは検査場の正面にある。これまでなかったコクミンドラッグが開店している。
 定刻7時00分ちょうどに機体が動き始めた。搭乗率は60%程度。同じ時間で比べたわけではないが、全日空に比べて搭乗率は低いと思われる。個人的見解だが日航の乗務員は美人が多い。機体はB737-800。小型液晶テレビが天井から降りてくる。最近鶴丸マークに復した日本航空だが、この機体は旧マークだった。羽田に駐機していた機体を見てもまだ10%程度しか切り替えていないようだ。
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↑搭乗した機体
 北向きに離陸し、7時12分神戸空港上空で旋回、その1分後にはもう関西空港の上空を東に機体を向けていた。窓から和歌山市が見える。和泉山脈に沿って東に進む。進むにつれて雲が増えた。
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↑和歌山市を北から望む
 7時28分、ホットコーヒーを飲む。すでに全日空は湯茶のサービスは廃止されているが、日本航空は残っている。国費を投入して再建中なのにおかしな話だ。
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↑有り難いけど必要かな
 7時55分東京湾アクアラインの海ほたるが見えた。D滑走路を眼下に7時57分に滑走路に着陸した。
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↑羽田D滑走路
 8時13分発のモノレールに乗る。わざわざモノレールに乗るのは天空橋と新整備場の間が国際線ターミナル開業によって経路変更しているからだ。
 天空橋で降りる。人が住んでいる気配はないが、結構人が歩いている。この辺りはいずれ再開発されて商業施設が建ち並ぶという。
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↑モノレール天空橋駅
 京急空港線に乗り、京急蒲田で降りる。ここからJR蒲田まで歩く。ある程度位置関係を掴めていたので迷うことはなかった。
 蒲田から東急池上線に乗る。東急蒲田駅は多摩川線と池上線を2線ずつ利用している。
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↑蒲田から池上線
 8時56分発の五反田行きは新型車両だった。阪急のような木目に青緑と緑の座席。3両編成のワンマンカーは、ゆっくりと下町を縫うように走って、徐々に乗客を増やし、最終的には座席定員+20人ぐらいで到着した。途中駅では荏原中延の利用が多かった。
 五反田に着いた。これで東急線は完乗だ。エスカレータで2階に降りて、歩道橋を渡って、都営浅草線の入り口に着いた。西馬込まで乗る。都営浅草線は泉岳寺から京急線に乗り入れるのが主流で西馬込方面は車庫を確保するための線のようなものである。しかしさすがは首都圏で利用客は多い。近くを併走する池上線よりも多いだろう。
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↑五反田駅前
 西馬込では一旦改札を出るつもりだったが、南口が意外に遠く、5分しかない折り返し時間に間に合わないので断念した。
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 折り返し電車に乗って泉岳寺で降りる。これで都営浅草線も完乗。静岡以東の鉄道線の全てに乗ったことになる。
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↑西馬込から折り返し
 泉岳寺に参拝する。ここは赤穂浪士の墓のあることで有名だ。日本人より外国人の参拝客が多い。といっても10人以下だ。一束100円の線香を買って、1本ずつ墓に供えるのがお約束らしい。主君浅野内匠頭の墓はひときわ大きい。読経を済ませ、10時13分に朱印をもらう。ご老体の住職が書いてくれた。5分ほどかかった。奥にamazon.comの梱包材が見える。朱印帳はご持参の方のみとあるだけで、料金は書いていない。志ということらしい。それとも永平寺がそうであるように曹洞宗では無料なのか。相場は300円だがあいにく500円玉しかない。それを差し出すとお釣りはなかった。
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↑泉岳寺は駅からすぐ
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↑浅野内匠頭の墓
 品川駅まで歩く。思ったよりも距離があった。1キロほど歩いただろうか。このあたりは高輪というらしい。東海道最初の宿場町。プリンスホテルが見える。10時33分品川着。
 10時36分品川から山手線で新宿に出る。ここで23分の待ち時間があるので駅前の松屋で牛丼野菜セットの昼食。
 11時21分新宿発青梅特快で青梅へ。立川で降りる客が多く、青梅方面に見買う客は山登りを楽しむ行楽客なのですぐにわかる。青梅で4両編成の奥多摩行きに乗り換え。御嶽で降りる。ここで降りた人は多かった。御嶽駅は和風造りの風格のあるもの。駅前に多摩川の上流が流れていて、キャンプなどを楽しんでいる人が多い。
 しかし駅を降りたほとんどの客はバスに乗る。その西東京バスは御岳ケーブル下に向かう。立ち席も出る30人ほどの客を乗せて13時00分に出発。パスモに対応していて前払い。270円である。
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 13時07分にケーブル下に到着。ここから急な坂道を5分ほど歩いて、御岳ケーブルカー宮脇駅に着いた。パスモに対応しているが、往復割引にするには券売機で買うしかない。往復は1090円である。すでに土産物店の奥にある改札口には10人ほど待っている。
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↑バス停から歩いてケーブル駅へ
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↑ケーブル下駅
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↑御岳ケーブル
 満員の乗客を乗せて13時21分に発車する。車内に空調設備はなく、USB駆動のような小さな扇風機があるだけだ。ペット同伴可能だが、犬も暑そうである。車内に「山ガール、パワースポットめぐり」の広告。山ガール、最近鉄子と並ぶ増殖中の人種だ。しかし軽装で富士山を登るなど無知な人が多い。まあこの御岳山なら大丈夫だろうが。6分ほどで御岳山に着いた。ここからリフトに乗れば、さらに眺望がいい。しかしそんな時間はない。
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↑御嶽山駅からの眺め
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↑リフト乗り場
 13時36分発で折り返す。ちょうど私のところで定員オーバー。後ろの年配夫婦が悔しがった。もしこのケーブルカーに乗り遅れていれば、その後の旅程に大きな影響を与えただけに幸運だった。
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 13時48分発のバスで御嶽駅に戻る。太った女車掌が乗っている。
 14時00分御嶽発の青梅行きに乗る。ここからは中央線で新宿に出て湘南新宿ラインを経由して熱海まで行くことは決めていた。問題は青春18きっぷの乗れる普通列車だけでは米原にしかたどり着かないことだ。そこで必要なのはワープ。つまり、一部に新幹線を使って時間短縮を行う。電車に乗っている間、時刻表でスケジュールを検討。結果、熱海から豊橋までこだまを利用すれば、阪和線の終電に間に合うことがわかった。米原の接続が1分、大阪の乗り換えが2分と短いが、米原では同一ホームだし、大阪駅なら熟知していているので問題はない。
 青梅で特快に乗り換え、新宿へ。スケジュールも一段落し睡魔との戦い。乗り過ごせば、全区間新幹線を利用する羽目となる。18利用者にとってワープは特急料金の他に運賃も必要なので経済的負担が大きい。
 平塚行き湘南新宿ラインは既に停車している。グリーン車にするつもりだったが、発車時間が迫っているのと、クロスシートが確保できたので、それでよしとした。大船で熱海行きに乗り換え。これは混んでいた。辻堂でようやく座れた。
 熱海に到着。家へのお土産として桜エビを買う。
 券売機で新幹線の切符を買おうとしたら、ここまでの乗車券を入れろとのこと。青春18きっぷの常備券など入るはずはなく窓口で買うことになった。
 駅弁として小鰺押し寿司を買い、量が少ないと思ったので名古屋限定の手羽先プリッツも買った。
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↑小鰺押し寿司
 ワープ中は食事と旅行の記録に専念した。それにしてもさすがに東海道新幹線はこだまでも少なくとも自由席は利用されている。新富士や掛川といった新設駅でも多い。のぞみに抜かれるたびに5分停車するのがシャクだ。仕方のないことだけど。
 豊橋に到着。あのまま新幹線を乗り継げば、23時前には自宅に到着する。新幹線の威力は絶大だ。こちらは18きっぷを使うので、辛うじて最終電車に間に合う。その差は2時間である。予定では19時34分発の新快速米原行きに乗るつもりだった。しかし何を勘違いしたのか、19時19分発の特別快速大垣行きに乗ってしまった。大垣での接続列車はなく結果的に到着時間は同じである。それどころか座席を確保できない可能性もある。
 岡崎で降りることも考えたが、徐々に乗客も増えてくるし、そのまま大垣まで乗り通すことにした。
 安城駅前では賑わい。七夕祭りらしい。
 名古屋までは汗臭い男が横に座り閉口した。しかし自分も汗臭いはずだ。
 大垣到着。跨線橋を渡り2番線へ。浴衣姿もちらほらと見かける米原行きが入線。座席確保に成功。
 このころになると眠気はどこかに消えてしまって快調に記録できた。
 米原の乗り換えは1分。普通姫路行きが反対側のホームに待っている。大勢乗り換え客はいるが12両編成なので楽勝だった。
 野洲で降りて、この駅始発22時20分発の新快速を待つ。20%の乗車率で発車。京都で満席になった。
 大阪で日根野行き快速。日根野で和歌山行き最終電車に乗る。となりに浴衣の女性がいる。扇風機の風で時々裾が捲り上がるのが刺激的だ。日曜日の最終電車。16人/両くらいの乗車率だ。眠いがもう少しの辛抱。
 午前1時前に帰宅。
 日本全線完乗まであと3線区


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履歴書

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 履歴書 (2012-09-03 17:52) 

umayado

履歴書 様
ご覧いただきありがとうございますm(__)m
今、読み返したら、結構大変な旅行だったんだなと思いました。
by umayado (2013-01-03 16:19) 

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